NHK連続テレビ小説「ばけばけ」は、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と妻セツをモデルに、明治の松江を舞台にした物語です。主演は髙石あかりさんで、2025年9月29日から放送がスタートしました。
初回視聴率16.0%を記録し、映像美や独特の演出で話題になった本作ですが、視聴者の評価は大きく分かれています。
この記事では、Filmarksのスコアやブログ・SNSの感想をもとに、「ばけばけ」のリアルな口コミと評判を調査しました。面白い派・つまらない派それぞれの意見を紹介していきます。
「ばけばけ」の口コミ評判:Filmarksの評価スコアは4.1
映画・ドラマのレビューサイト「Filmarks」での「ばけばけ」の評価は以下のとおりです。
平均スコア:★4.1(レビュー数:1,613件)
(出典:Filmarks「ばけばけ」レビューページ)
スコアの分布を見ると、★4.1〜5.0が54%、★3.1〜4.0が36%と、全体の約9割が★3以上をつけています。一方で★2以下の低評価も4%ほどあり、熱心な支持者と合わない層がはっきり分かれる作品と言えそうです。
高評価レビューでは、こんな声がありました。
投稿者「こんたん」さん(★4.6)は、「この世はうらめしい、でも…」という物語のテーマに共感し、毎回の視聴を楽しんでいるとコメントしています。
投稿者「MIHOlupin」さん(★4.2)は、「吉沢亮の演技力、存在感が半端ない。主役の2人をくってしまう」と絶賛しています。
一方、低評価レビューにはこのような意見も。
投稿者「かりん」さん(★2.0)は、「コントみたいなシーン全く面白くなくてつらかった」「話の展開も遅過ぎて」と述べ、途中で視聴をやめたそうです。
投稿者「くるみ」さん(★2.0)は、「高石あかりかわいいけど、へらへらした演技は受けつけなかった」とヒロインの演技に違和感を感じたとのことです。
(出典:Filmarks「ばけばけ」レビュー一覧)
「ばけばけ」が面白いという口コミ・評判
ここからは、ネット上で見つかった「面白い」「好き」という口コミを、テーマ別に紹介します。
映像美と独特の演出への絶賛
「ばけばけ」の最大の特徴として多くの視聴者が挙げているのが、映像の美しさと独自の演出です。
初回放送では、静止画とナレーション、民話風の演出を組み合わせた独特のスタイルが話題になりました。SNSでは「朝ドラ史上最高に癒やされるオープニング」「短編映画のようだった」と称賛の声が続出しています。
長年の朝ドラファンからも「これは新しい」「今までと全然違う」と好評で、言葉を削り、沈黙と風景に委ねた演出が視聴者の心を動かしているようです。
(出典:coki「ばけばけ初回レビュー」)
「神回」と呼ばれたエピソードの数々
年内最後の放送となった第65話は、特に大きな反響を呼びました。主題歌が最後に流れ、台詞のないまま手をつなぐ二人と、夕暮れの宍道湖に沈む光だけが描かれたラストシーンに、「もう最終回でいい」という声が殺到しています。
Oggi.jpのレビューでは、「言葉で説明しすぎない」「表情や仕草で雄弁に語る」ところが『ばけばけ』の真骨頂だと評価されていました。「朝ドラ史に残る神回」というタイトルのレビュー記事も出ており、作品としての評価は非常に高いです。
(出典:Oggi.jp「ばけばけ第13週レビュー」、coki「年内最終話が神回すぎた理由」)
吉沢亮の圧倒的な演技力
錦織友一役の吉沢亮さんの演技を絶賛する声は非常に多く見られます。
役のために約13〜14kgの減量をするという壮絶な役作りに挑み、制作陣が「このまま消えてしまうのではと思った」と語るほどの献身ぶりでした。
ダイヤモンド・オンラインの連載レビューでは、「氷のような表情」「ラストの表情が儚くて泣ける」と繰り返し取り上げられています。視聴者からも「クライマックスにきての吉沢亮の美しさ。やはり真のヒロインは彼だ」という声がありました。
Filmarksでも「吉沢亮の演技力、存在感が半端ない。主役の2人をくってしまう」と評価されており、本作の見どころのひとつであることは間違いなさそうです。
(出典:ダイヤモンド・オンライン「ばけばけ」連載レビュー、Filmarks)
ヒロイン髙石あかりの新鮮さ
女子SPA!では「朝ドラ『ばけばけ』が高評価を集める3つの理由」として、ヒロイン髙石あかりさんの存在が挙げられています。オーディション応募者2,892人の中から満場一致で選ばれた逸材で、登場シーンの「呆然とした困り顔が悲愴にならずユーモラス」という表情が好評です。
「没落士族の貧乏暮らしを深刻になり過ぎずに見ることができる」という声もあり、従来の朝ドラヒロインとは異なる個性が支持されています。
(出典:女子SPA!「ばけばけが高評価を集める3つの理由」、ダイヤモンド・オンライン)
「ばけばけ」がつまらないという口コミ・評判
一方で、「つまらない」「離脱した」という声も少なくありません。こちらもテーマ別に整理しました。
ギャグ・コントシーンが寒いという批判
最も多く見られる批判のひとつが、コメディパートの質に対する不満です。
ブログ「ゆとりくつろぎ村」のまとめ記事によると、朝ドラらしい明るさを狙った演出だと思われるものの、視聴者からは「笑えないし、寒い」といった声が目立つとのこと。Filmarksでも「コントみたいなシーン全く面白くなくてつらかった」という投稿がありました。
「怪談」を期待して観始めた視聴者にとって、コントのような日常描写とのギャップが大きな違和感を生んでいるようです。
(出典:ゆとりくつろぎ村「ばけばけがつまらない理由5選」、Filmarks)
熊本編での失速と「錦織ロス」
物語の舞台が松江から熊本に移った第20週以降、視聴率は14%台まで低下しました。期間平均視聴率は15.3%で、前作「あんぱん」が後半で16%台後半以上をキープしていたのと比較すると差は明らかです。
週刊女性PRIMEの記事では、視聴者離れの最大の原因は「錦織ロス」だと分析されています。吉沢亮さん演じる錦織は、どんなときもヘブンを支える存在として主人公以上に「ヒロイン的な役割」を果たしており、その退場により物語の求心力が大きく失われたという見方です。
熊本編では「焼き網盗難騒動」「人形の墓の呪い」など本編の柱と関係の薄いエピソードが続き、「そのエピソード要る?」という反応が広がりました。
(出典:週刊女性PRIME「熊本編が視聴率低迷」、産経新聞「期間平均視聴率15.3%」)
脚本の薄さ・展開の遅さへの不満
脚本の薄さを指摘する声も根強く見られます。ネット上では「ばけばけは脚本の薄さで歴代朝ドラダントツ一位と思う」という厳しい意見も出ていました。
Filmarksでは「話の展開も遅過ぎて」途中離脱したというレビューがあり、Yahoo!知恵袋にも「最近の朝ドラ『ばけばけ』が不快で面白くない」という投稿が寄せられています。
ブログ「衰退国家の片隅で」では「今のところ見ているのが辛い」というタイトルの記事が公開されるなど、離脱した視聴者の声が散見されます。
(出典:朝ドラ2ch「ばけばけつまらないし面白くない?」、Yahoo!知恵袋、衰退国家の片隅で)
「謝罪・感謝がない」ヒロイン像への違和感
ヒロインのトキが周囲に対して謝罪や感謝の言葉を発しないことに違和感を覚える視聴者もいました。ダイヤモンド・オンラインの記事では、この点が朝ドラファンの間で批判の対象になっていたことが紹介されています。
ただし、同記事では後半に入り「麗しいやり取り」が増えたことで、この批判が和らいでいるとも指摘されていました。
(出典:ダイヤモンド・オンライン「謝罪・感謝がなくて批判されがち」)
「ばけばけ」の口コミで賛否が分かれるポイント
調査を通じて見えてきた、賛否が最も分かれるポイントを整理します。
1. 「朝ドラらしくない」演出をどう捉えるか
沈黙を多用し、映像で語る演出は「映画のようで美しい」と絶賛する人もいれば、「朝ドラの域を超えすぎ」「朝の忙しい時間に観るドラマじゃない」と感じる人もいます。
2. コメディパートの好み
日常のユーモラスなシーンが「癒される」という声と「コントが寒い」「笑えない」という声にはっきり二分されています。
3. 松江編と熊本編の落差
松江を舞台にした前半は高い支持を集めましたが、熊本編に入ってからの評価は急落しています。吉沢亮さんの退場も大きく影響していることは間違いなさそうです。
4. キャストの演技と脚本のバランス
「吉沢亮はこのために14kgのダイエットをした。このドラマには勿体無い努力」という声が象徴するように、キャストの演技は高く評価される一方で、それを活かしきれていない脚本への不満も多く見られました。
「ばけばけ」の口コミ・評判からおすすめできる人
口コミを調査した結果、「ばけばけ」は以下のような方に向いている作品と言えます。
おすすめできる人
- 映像美や独自の演出を楽しめる方
- 「言葉で語らない」静かなドラマが好きな方
- 吉沢亮さんの渾身の演技を観たい方
- 小泉八雲の物語に興味がある方
合わないかもしれない人
- テンポの良い展開を求める方
- 朝ドラらしい明るさやわかりやすさを期待する方
- コメディ要素に厳しい目をお持ちの方
Filmarksでは★4.1と高スコアを記録しており、特に映像面の評価は朝ドラの中でもトップクラスです。ただし、熊本編以降の失速が評価を下げている面もあるため、まずは松江編を中心に観て判断するのが良いかもしれません。
気になった方は、NHKプラスやNHKオンデマンドで視聴できますので、ぜひご自身の目で確かめてみてください。
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