北方謙三 水滸伝ネタバレあらすじ全話まとめ|最終回の結末は?

連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』のネタバレとあらすじを全7話分まとめました。

WOWOW×Leminoが初タッグを組んだ本作は、撮影期間8ヶ月・ロケ地17都府県50カ所以上という規格外のスケールで制作されています。原作は累計1,160万部を突破した北方謙三の大河小説で、全19巻の壮大な物語を全7話に凝縮した意欲作なんですよね。

主演の織田裕二さんが演じる宋江を軸に、反町隆史さん・亀梨和也さん・佐藤浩市さんら総勢40名超の豪華キャストが集結しています。これだけの座組はなかなかお目にかかれません。

家族が寝静まった後にイヤホンで第1話を観たんですけど、冒頭から引き込まれて一気に目が覚めましたよ。これは毎週追いかけるしかないドラマですね。

この記事では各話のネタバレに加えて、筆者なりの考察やSNSでの反応もまとめています。放送後に「あのシーンどういう意味だった?」と気になった方や、途中から追いかけたい方の参考になればうれしいです。

目次

『北方謙三 水滸伝』最新話ネタバレと考察【第5話まで放送済み】

2026年3月15日に第5話「英雄の末裔」が放送されました。梁山泊の砦に潜入した林冲が王倫に毒を盛られながらも一命を取り留め、宋江と晁蓋が楊志を同志に引き入れるための作戦を実行に移す回でした。

林冲と楊志の一騎打ちが最大の見どころで、SNSでは放送直後からトレンド入りするほどの反響がありました。気になりますよね。

同時に武松(伊藤健太郎)が虎を殴り殺すという壮絶なエピソードも描かれ、物語は一気に加速しています。青蓮寺も托塔天王の正体に迫りつつあり、残り2話でどう畳むのかが最大の関心事ではないでしょうか。

『北方謙三 水滸伝』第5話のみんなの反応

SNSでは林冲vs楊志の一騎打ちに対して「もっと見たかった」「圧巻だった」という声が多く見られたようです。亀梨和也さんと満島真之介さんの殺陣に息をのんだという反応が目立ちました。さすがですね。

また晁蓋の覚悟に胸を打たれたという感想も多かったようです。「それがお前の戦いだ」という宋江への言葉に、思想の男と行動の男の対比を感じたという考察が広がっています。

一方で「全7話では足りない」という声も根強く、原作ファンからは「せめて12話は欲しかった」という意見が出ているようです。わかる気がします。

武松の虎退治に関しては「伊藤健太郎の演技が凄まじい」「ようやく武松が動いた」と期待が高まっている様子でした。

【感動・熱量系】 SNSでは「晁蓋が動いた瞬間に鳥肌が立った」という声が多く寄せられていたようです。反町隆史さんの眼力に圧倒されたという方が多かったのも納得できます。あの覚悟を決めた表情は、画面越しでもこちらの背筋が伸びるほどでしたね。

【演技称賛系】 亀梨和也さんの林冲と満島真之介さんの楊志の一騎打ちに「邦ドラマでここまでのアクションは見たことがない」という反応が広がっていたようです。ちょっと驚きですが、確かに馬上での殺陣シーンはこれまでの日本のドラマとは別次元でした。細かい所作ひとつとっても「海外ドラマを参考にしたのでは」と言われるのがよくわかります。

【考察・伏線系】 「宋江の志を机上の空論と言った阮小五が、最後に宋江様と呼んでいた」ことに気づいた視聴者が多く、脚本の伏線回収に感嘆する声がありました。行動で示す宋江の戦い方が、少しずつ周囲を変えていく構造は見事ですよね。

【不満・疑問系】 「物語が加速しすぎて追いつけない」という声も一定数あったようです。原作19巻の情報量を7話に収める構成上、どうしても駆け足になる場面は否めないのかもしれません。

ネットではこんな声も上がっていました。

「林冲vs楊志、10分じゃ足りないよ。あの一騎打ちだけで1話使ってほしかった」

「武松の虎退治、まさか本当に映像化するとは。伊藤健太郎さんの気迫がすごい」

「阮小五が宋江様って呼んだ瞬間、涙出た」

「晁蓋の『それがお前の戦いだ』がずっと頭から離れない」

「残り2話で梁山泊の完成まで描けるのか不安になってきた」

「楊志の満島真之介が予想以上にハマってる。あの苦悩の表情がいい」

「毎週日曜が待ち遠しすぎる。WOWOW入ってよかった」

『北方謙三 水滸伝』のあらすじをネタバレなしで紹介

12世紀初頭の北宋末期が舞台です。皇帝の浪費と官僚の腐敗が横行し、民は重税と貧困にあえいでいます。

下級役人の宋江は、荒廃する世を憂い、世直しの書『替天行道(たいてんぎょうどう)』を書き記します。その志に共鳴したのが、義賊として名を馳せる晁蓋でした。

裏社会に生きる者、軍を追われた者、すべてを捨てた者たち。戦う理由はそれぞれ違えど、志はひとつ。梁山泊を拠点に集結した漢たちが、腐敗した国家権力に命懸けで立ち向かっていく群像劇です。

公式サイトでは「理不尽な時代を変えようとする者たちの、命を懸けた叛逆の物語」と紹介されています(出典:ORICON NEWS)。

脚本の藤沢文翁さんは音楽朗読劇「VOICARION」「READING HIGH」で知られる劇作家で、テレビドラマの脚本は本作が初めてなんですよね。舞台畑の方がドラマ脚本に挑むケースは近年増えていますが、藤沢さんの場合は「言葉の力で場面を動かす」という朗読劇の手法がそのままドラマに活きている印象です。宋江が「筆の力で人を動かすリーダー」であるのと重なるところがあります。また、監督の若松節朗さんは「やまとなでしこ」「救命病棟24時」など名作ドラマを数多く手がけた方で、26年前の「やまとなでしこ」以来MISIAに主題歌をオファーしたという縁も興味深いところです。WOWOW日曜22時枠は前クールの「シリウスの反証」など社会派ドラマが並ぶ枠ですが、本格時代劇はかなり異例の編成といえます。

原作全19巻を全7話に収めるって、最初に聞いたとき正直「無茶では」と思ったんですよね。でも観始めたら、エッセンスの抽出が見事で驚きましたよ。

『北方謙三 水滸伝』のキャスト・出演者一覧

役名 俳優名 役柄 代表作
宋江(そうこう) 織田裕二 梁山泊のリーダー。筆の力で人を動かす 踊る大捜査線
晁蓋(ちょうがい) 反町隆史 托塔天王。義に生きる武勇の男 GTO
林冲(りんちゅう) 亀梨和也 豹子頭。天才的な槍使い 共演NG
楊志(ようし) 満島真之介 青面獣。英雄の末裔 愛の渦
済仁美(さいじんみ) 波瑠 楊志の伴侶。楊令の養い母 朝が来た
李富(りふ) 玉山鉄二 青蓮寺の幹部。知性派の宿敵 プロポーズ大作戦
王進(おうしん) 佐藤浩市 武を極めた孤高の師 64-ロクヨン-
馬桂(まけい) 松雪泰子 宋江に仕える間者 Nのために

その他にも魯智深(金児憲史)、史進(木村達成)、公孫勝(白洲迅)、武松(伊藤健太郎)、盧俊義(宇梶剛士)、呉用(野間口徹)、高俅(池田成志)、王倫(萩原聖人)、袁明(大塚明夫)など総勢40名超の豪華キャスト陣が出演しています。

織田裕二さんと反町隆史さんの共演は意外にも本作が初めてだそうです。気になりますよね。90年代のトレンディドラマ黄金期を牽引した二人が、腐敗した国家に立ち向かうリーダーとして並び立つ構図は、それだけでドラマファンの心をつかむものがあります。

亀梨和也さんの林冲に対しては「うなずく仕草の小ささや声のはっきりした所作など、海外ドラマを参考にしたかのような演技で従来のイメージとは一線を画す」という評価が広がっています(SNSの反応傾向より)。

キャスト40名超で全7話というのは、1話あたりの情報密度がかなり高いことを意味しますよね。ただ、登場人物がうまく整理されていて混乱しないのは脚本の力だと思いますよ。「七人の侍」を思い出したという声も納得です。

『北方謙三 水滸伝』ネタバレに関する配信情報と視聴方法

本作を視聴するには「WOWOW」または「Lemino」への加入が必要です。

サービス 配信状況 月額料金 備考
WOWOW 放送・配信中 2,530円(税込) 毎週日曜22:00放送
WOWOWオンデマンド 配信中 WOWOW加入で無料 見逃し配信あり
Lemino 配信中 990円(税込) 初回1ヶ月無料
TVer なし 地上波未放送のため非対応
Netflix なし 配信予定なし
Amazon Prime Video なし 配信予定なし
U-NEXT なし 配信予定なし
Hulu なし 配信予定なし
Disney+ なし 配信予定なし
FOD なし 配信予定なし

コスパだけで見ると、Leminoの月額990円(初回1ヶ月無料)が手軽な選択肢になります。WOWOWは他のドラマや映画も楽しめるので、視聴スタイルに合わせて選ぶのがよさそうですね。

WOWOWとNTTドコモ(Lemino)の共同制作は本作が初めてで、この座組自体が業界内でも注目されているようです。かなりのものですよね。

Leminoの初回1ヶ月無料で全7話観られるのは、正直かなりお得ですよ。自分はWOWOW派ですけど、友達に勧めるならまずLeminoを教えてます。

『北方謙三 水滸伝』ネタバレ付き放送日程と筆者の通信簿

話数 放送日 サブタイトル ベストカット 筆者評価
第1話 2/15 叛乱の火種 張藍の自害と沈丁花の香り ★★★★☆ 導入として完璧
第2話 2/22 諜報組織「青蓮寺」 袁明が高俅を雑草と切り捨てる場面 ★★★★☆ 青蓮寺の不気味さが際立つ
第3話 3/1 雪原 雪原での林冲の殺陣と帰還 ★★★★★ 映像・脚本・演技すべて揃った
第4話 3/8 梁山湖の砦 林冲vs楊志の一騎打ち ★★★★★ 一騎打ちの迫力が圧巻
第5話 3/15 英雄の末裔 晁蓋の覚悟と武松の虎退治 ★★★★☆ 群像劇として本格始動
第6話 3/22 決意の旗 放送後に追記 放送後に追記
第7話 3/29 旅立ちの刻 放送後に追記 放送後に追記

毎週日曜日の22:00からWOWOWで放送、WOWOWオンデマンドとLeminoで同時配信されています。日曜22時台は「リブート」(TBS)や「パンチドランク・ウーマン」(日テレ)など強力な競合ドラマが並ぶ激戦区ですが、本作はWOWOW・Lemino限定という配信形態のため直接的な視聴率競争ではなく、加入者獲得が勝負のポイントになっています。

『北方謙三 水滸伝』ネタバレ全話一覧【第1話〜第7話】

放送済みの第1話〜第5話のネタバレを詳しくまとめています。第6話・第7話は放送後に追記予定です。

第1話「叛乱の火種」ネタバレ(2月15日放送)

12世紀の北宋末期、下級役人の宋江は役人たちの腐敗を目の当たりにしていました。魯智深とともに立ち寄った村がその後賊徒に襲われ、宋江が薄荷の葉を買った盲目の少女が命を落とします。

怒りと悲しみから宋江は世直しの書『替天行道』を書き上げ、魯智深がその志を伝えるために同志集めに奔走し始めます。一方、宋江の命で禁軍に潜入していた槍の名手・林冲は、叛乱の疑いをかけられた武術師範・王進を逃がすことに成功しました。

しかし青蓮寺の幹部・李富の陰謀により、林冲は高俅の使者を斬った罪で捕縛されてしまいます。拷問にかけられても口を割らない林冲を前に、高俅は妻の張藍を人質に取ろうとしますが、張藍は自ら命を絶つ道を選びました。林冲の慟哭が響く一方、義賊・晁蓋は『替天行道』を読んで宋江の志に共鳴し、梁山湖のほとりで二人はついに邂逅を果たします。

張藍が自害する直前、「あなた…張藍はまだ沈丁花の香りがしますか…」って言うんですよね。あのシーンで不覚にも泣きました。泉里香さんの演技が本当に素晴らしくて、たった1話の出演なのにずっと記憶に残りますよ。
原作では張藍は凌辱された後に自害するんですが、ドラマでは穢される前に自ら命を絶つ形に変わっているんですよね。これ、単なるマイルド化じゃなくて「自分の命で愛する人を守る」という張藍の能動性を際立たせる脚色だと思うんです。藤沢文翁さんの女性キャラクターの描き方に注目ですよ。

ネットの声:

「織田裕二の宋江、原作より明るくて人間味がある。これはこれでいい」

「反町隆史の晁蓋がハマりすぎ。『俺が足りん』で完全に持っていかれた」

「林冲の慟哭シーン、亀梨和也の演技力にびっくりした」

「全7話が短すぎる。もっと観たい」

「薄荷と沈丁花の香りの対比、脚本が繊細すぎる」

筆者の通信簿:★★★★☆(星4)──導入として完璧。張藍の退場が早すぎるのだけが惜しい。

第2話「諜報組織『青蓮寺』」ネタバレ(2月22日放送)

宋江と晁蓋は手を結び、梁山湖の中にある砦を叛乱の拠点にしようと動き始めます。砦は頭目・王倫が三千の賊徒を束ねる場所でした。砦に近い食堂を営む朱貴はかつて王倫と志を同じくした仲間で、今の王倫に幻滅しています。

国の諜報組織「青蓮寺」の総帥・袁明が叛乱の気配を感じ取り、幹部の李富に捜査を命じました。李富にとって『替天行道』こそが摘むべき芽なのです。

馬桂は娘の閻婆惜を宋江に妾として差し出す一方、林冲が処断されるという情報をつかみ宋江に知らせます。宋江と晁蓋は林冲の奪還作戦を練り、ずっと宋江に反抗的だった阮小五も救出に協力することを決めました。また王進は母の体調悪化から史礼の屋敷に身を寄せ、荒くれ者の史進に武術を教え始めます。

阮小五が「替天行道を書くことしかやっていないじゃないか」と宋江にぶつけるシーンがあるんですよね。でもこの不満が後の展開への伏線になっていて、宋江が行動で答えていく構造が見えてくるんですよ。脚本の設計がうまいですね。
TLがざわついてたので慌てて再生したんですけど、袁明役の大塚明夫さんの声の圧がすごくて。「高俅など帝の足下に生えた雑草」って切り捨てる場面、ゾッとしましたよ。

ネットの声:

「青蓮寺の袁明、ラスボス感がすごい。大塚明夫さんの声がまた…」

「王倫の萩原聖人がいい味出してる。落ちぶれた知識人の哀しさ」

「阮小五の加藤清史郎くん、子役のイメージ吹っ飛んだ」

「朱貴と王倫の過去が切ない。志を失うってこういうことか」

筆者の通信簿:★★★★☆(星4)──青蓮寺の不気味さが際立つ回。駒が揃い始める高揚感がある。

第3話「雪原」ネタバレ(3月1日放送)

晁蓋たちは林冲の救出に成功します。魯智深、呉用、阮小五らとともに林冲を奪還し、宋江のもとへ連れ戻しました。林冲は宋江に抱きかかえられながら「林冲、戻りました」と告げます。

一方、林冲は梁山湖の砦を手に入れるための鍵となる医者・安道全を仲間に加えるため、滄州の牢獄へ向かうことになりました。雪原の中で繰り広げられる壮絶な戦闘が見どころで、亀梨和也さんの殺陣が圧巻だったと話題になっています。

王進は史進に武術の真髄を叩き込んだ後、旅立ちの時を迎えます。棒を交わして音を響かせるという別れの儀式が印象的でした。去る者の志が残る者の中で生き続けるというテーマが、林冲と宋江の再会、王進と史進の別れという二つの軸で描かれた回です。

週末に2話分まとめて観たんですけど、雪原のシーンは映画クオリティでしたよ。林冲の殺陣で雪が舞い上がる映像美が忘れられないですね。佐藤浩市さんの王進が去っていくラストカットも、背中で語る芝居がさすがでした。
王進が去る前に史進と棒を交わすシーン、1話で林冲と同じように棒で音を響かせていたのと呼応してるんですよね。武人の別れの作法として繰り返されるモチーフで、これが2周目で気づくポイントだと思いますよ。

ネットの声:

「林冲の帰還シーン、涙腺崩壊した。亀梨和也の表情が切なすぎる」

「佐藤浩市の王進がもう出ないのか…ロスがすごい」

「雪原の映像美がWOWOWクオリティ。劇場で観たいレベル」

「史進役の木村達成くん、王進との別れの演技がよかった」

筆者の通信簿:★★★★★(星5)──映像・脚本・演技すべてが揃った神回。林冲の帰還に胸が熱くなる。

第4話「梁山湖の砦」ネタバレ(3月8日放送)

林冲が梁山湖の砦への潜入を果たしますが、頭目の王倫に毒を盛られてしまいます。一命は取り留めたものの、王倫との緊張関係が明らかになりました。

宋江と晁蓋は禁軍将校・楊志を同志に引き入れるため、魯智深が接触を試みます。楊志は建国の英雄・楊業の末裔として誇り高き血を受け継ぐ武人で「青面獣」の異名を持つ人物です。しかしその血筋ゆえの葛藤を抱えており、簡単には旗を翻しません。

物語の山場は林冲と楊志の一騎打ちでした。砂浜での馬上の殺陣は放送直後にSNSが沸騰するほどの迫力で、二人の生き様がぶつかり合う名シーンとなっています。ラストでは林冲が危機的状況に陥り、視聴者をハラハラさせる引きで終わりました。

楊志が祖伝の剣を抜かなかったのが気になるんですよね。原作では楊志の剣は重要なアイテムなんですが、ドラマでは「抜かない」ことで誇りと葛藤を表現していたように見えます。第5話以降の楊志の変化に注目ですよ。
珍しくリアタイできたんですけど、林冲vs楊志の一騎打ちでテレビの前で身を乗り出してましたよ。満島真之介さんの楊志、予想以上にハマってますね。苦悩する表情がとにかくいい。

ネットの声:

「林冲vs楊志の殺陣が邦ドラマの域を超えてる」

「王倫の萩原聖人、毒を盛る表情の狡猾さがたまらない」

「楊志が剣を抜かなかった意味を考えると深い」

「ラストの引きが酷い。1週間待てない」

「満島真之介の楊志がもうそのまま原作から出てきた感じ」

筆者の通信簿:★★★★★(星5)──一騎打ちの迫力だけで星5つ。楊志の葛藤描写も秀逸。

第5話「英雄の末裔」ネタバレ(3月15日放送)

毒を盛られた林冲が一命を取り留め、宋江と晁蓋は楊志を同志に加えるべく本格的に動き始めます。大商人の盧俊義と呉用らとともに策を練り、楊志が護送する賄賂の強奪を試みました。

同時に宋江の同志として全国を歩いていた武松が虎を殴り殺すという壮絶なエピソードが描かれますが、武松は心に大きな傷を負ってしまいます。そして青蓮寺は捜査を進める中で、ついに托塔天王の正体に迫り始めました。

晁蓋が「それがお前の戦いだ」と宋江に告げる場面は、思想の男と行動の男の役割が明確になった瞬間です。もう後戻りはできない地点に物語が到達しました。阮小五が宋江を「宋江様」と呼ぶ場面には、1話からの積み重ねが凝縮されていました。

通勤の電車でLeminoを開いたら止まらなくなって、危うく乗り過ごすところでしたよ。武松の虎退治シーン、伊藤健太郎さんの気迫が画面から溢れてきて、イヤホン越しでも息が詰まりました。
阮小五が宋江を「宋江様」と呼ぶようになった転換点、実は第2話で「机上の空論」と批判していた場面からの伏線回収なんですよね。宋江が言葉ではなく行動で示してきた結果がここに集約されていて、この構造は原作にはないドラマオリジナルの妙だと思いますよ。

ネットの声:

「林冲vs楊志の続きが見られると思ったのに、もっと大きな動きになった」

「武松の虎退治、本当に映像化してくれてありがとう」

「青蓮寺が迫ってきてる緊張感がたまらない」

「阮小五の変化が一番グッときた。加藤清史郎くんの成長を感じる」

「残り2話で大丈夫なのか。不安と期待が半々」

筆者の通信簿:★★★★☆(星4)──群像劇として全パーツが動き出した。残り2話への期待が高まる。

第6話「決意の旗」(3月22日放送予定)

第6話は2026年3月22日(日)22:00に放送予定です。致死軍の結成、公孫勝の救出作戦が描かれるとのこと。旗が高く翻る決意の時が訪れるようです。放送後にネタバレを追記します。

第7話「最終話 旅立ちの刻」(3月29日放送予定)

最終話は2026年3月29日(日)22:00に放送予定です。梁山泊の夜明け、108の星が揃う宿命のクライマックスが描かれるとされています。放送後にネタバレを追記します。

『北方謙三 水滸伝』ネタバレ考察──原作との違いを徹底比較

原作の北方謙三版『水滸伝』は全19巻、文庫で約8,000ページに及ぶ大河小説です。それを全7話・約420分に凝縮しているため、当然ながら大幅な再構成が行われています。

まず物語の入り口が異なります。原作1巻では林冲と王進のエピソードから始まりますが、ドラマでは冒頭から宋江と晁蓋という二人のリーダーが登場し、物語の方向性をクリアに提示しています。これは全7話という制約の中で視聴者を迷わせないための判断でしょう。ちょっと驚きですが、結果的にこの構成変更は成功していると感じます。

張藍の描き方も大きく変わっています。原作では高俅や他の男たちから凌辱された後に自害しますが、ドラマでは穢される前に自ら命を絶つ形になりました。泉里香さん演じる張藍に「自分の命で愛する人を守る」という能動的な意志が付与されており、藤沢文翁さんの脚色の特徴が表れているのではないでしょうか。

女性キャラクターの描き方全般に、原作とは異なる厚みが加えられています。馬桂の複雑な立場、済仁美の温かさなど、原作では男たちの群像劇の背景にいた女性たちにも独自の物語が与えられている印象です。

妻に「またドラマ?」って言われたんですけど、「いや、これは原作との違いを確認する作業だから」って言い訳しましたよ。呆れられましたけどね。

原作ファンの間では「織田裕二の宋江は原作より明るくて人間味がある」という評価が定着しつつあるようです(Filmarks等の感想より)。原作の宋江はもう少し内省的な人物ですが、ドラマ版は「人柄で惹きつけるリーダー」としての魅力が前面に出ています。

原作全19巻の結末では、梁山泊は禁軍と青蓮寺の包囲によって陥落し、宋江は自ら命を絶って「替天行道」の志を楊令に継承させます。ドラマ版が原作のどこまでを描くのかは公式に発表されていませんが、ネット上では「梁山泊の結成までを第1シーズンとして描くのでは」という予想が多いようです。あくまでファンの予想の範囲ですが、最終話のサブタイトル「旅立ちの刻」が「108の星が揃う宿命のクライマックス」と紹介されている点を踏まえると、梁山泊が本格始動する場面で幕を閉じる可能性は考えられます。

『北方謙三 水滸伝』あらすじの背景──主題歌と音楽

主題歌はMISIAの「夜を渡る鳥」です。作詞は及川眠子さん、作曲は加藤登紀子さん、編曲は鷺巣詩郎さんという重厚な布陣で制作されました。

若松節朗監督が2000年の「やまとなでしこ」以来、26年ぶりにMISIAへオファーしたという経緯があります。26年越しの再タッグという事実だけでも物語がありますよね。コラボMVが2026年2月15日から4月30日まで期間限定でMISIA公式YouTubeにて公開中です(出典:ソニーミュージック)。

劇伴音楽を手がけるのはチェリスト兼作曲家の村中俊之さんです。NHK大河ドラマ「龍馬伝」紀行テーマのアレンジなども手がけた方で、壮大なオーケストラサウンドが物語の世界観を支えています。オリジナル・サウンドトラックCDは2026年3月25日にリリース予定です。

第1話で林冲が慟哭するシーンではBGMが消え、無音の中に亀梨和也さんの演技だけが響くという演出がありました。音楽を「使わない」ことで最大限の効果を生むのは、村中さんと若松監督の信頼関係があってこそではないでしょうか。

『北方謙三 水滸伝』作品情報

項目 内容
正式名 連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」(WOWOW×Lemino)
放送局 WOWOW(放送)/WOWOWオンデマンド・Lemino(配信)
放送時間 毎週日曜日 午後10:00〜11:00
放送開始日 2026年2月15日(日)
全話数 全7話
ジャンル 歴史ドラマ・群像劇(中国・北宋末期を舞台とした時代劇)
原作 北方謙三『水滸伝』(集英社文庫・全19巻)
脚本 藤沢文翁
監督 若松節朗(メイン)、村谷嘉則、佐藤さやか
音楽 村中俊之
主題歌 MISIA「夜を渡る鳥」
プロデューサー 西憲彦(WOWOW)、大原康明(WOWOW)、古屋厚(ROBOT)、森安彩(共同テレビジョン)

まとめ:『北方謙三 水滸伝』は、原作全19巻の壮大な物語を全7話に凝縮した超大作ドラマです。

ここまでの5話で描かれてきたのは、腐敗した国家に対して「替天行道」を掲げた宋江の志と、その旗のもとに集まってくる漢たちの群像劇でした。織田裕二さんの宋江、反町隆史さんの晁蓋、亀梨和也さんの林冲というトライアングルを中心に、毎話確実に物語の密度が上がっています。

第6話「決意の旗」は3月22日、最終話「旅立ちの刻」は3月29日に放送予定です。梁山泊がどんな形で完成するのか、そして原作ファンが待ち望む「108の星が揃う瞬間」がどう描かれるのか。残り2話から目が離せませんね。

5話まで観てきて、原作ファンとしても「これはこれで正解だ」と思える仕上がりですよ。残り2話、全力で見届けたいですね。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ドラマネタバレレビュー運営者|年間50本以上のドラマを視聴するドラマブロガー。
大河ドラマは『真田丸』から10年連続で視聴中。
「支える側」の物語が好きで、秀長の大河化を誰より待ち望んでいた一人。
予想はよく外します。

コメント

コメントする

目次