2026年NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の視聴率は、初回13.5%と前作「べらぼう」の12.6%を上回る好発進を切った後、第2話12.2%→第3話12.9%と珍しい逆V字の動きを見せ、第9話で10.4%まで落ち込み、第14話「絶体絶命!」で12.2%まで持ち直しました。本ページでは各話の視聴率を毎週更新し、近年の大河ドラマとの比較を整理します。
第2話から第3話で数字が上がるのは、過去11年で『光る君へ』『鎌倉殿の13人』『いだてん』の3作しか例がない珍しい動きです。第14話「絶体絶命!」の反転も含めて、本作は「視聴率で読む大河」として興味深い素材になっています。
『豊臣兄弟!』各話視聴率一覧(毎週更新)
| 回 | 放送日 | サブタイトル | 世帯視聴率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 1/4 | 秀吉と小一郎 | 13.5% | 初回(番組最高)、「べらぼう」12.6%超え |
| 第2回 | 1/11 | — | 12.2% | — |
| 第3回 | 1/18 | — | 12.9% | 第2→3回で上昇(近年稀) |
| 第4回 | 1/25 | — | 11%台後半 | — |
| 第5回 | 2/1 | — | 12.5% | — |
| 第6〜8回 | 2/8〜2/22 | 墨俣一夜城/直の退場等 | 11%台後半 | — |
| 第9回 | 3/1 | 菅田将暉の竹中半兵衛登場 | 10.4% | 番組ワースト |
| 第10回 | 3/8 | 美濃攻略完成 | 11%前後 | — |
| 第11回 | 3/15 | 本圀寺の変 | 12.1% | — |
| 第12回 | 3/29 | 小谷城で茶々と秀吉の出会い | 12.1% | — |
| 第13回 | 4/5 | 疑惑の花嫁 | 11.8% | — |
| 第14回 | 4/12 | 絶体絶命!(金ヶ崎) | 12.2%(+0.4) | 反転の兆し |
| 第15回 | 4/19 | 姉川大合戦 | 集計待ち | 次回放送 |
※第4、6、7、8、10話の公式発表値は未確認のため推定。確定次第更新します。
第1回13.5%スタート——「べらぼう」超えの好発進
2026年1月4日の初回は、関東地区で平均世帯視聴率13.5%を記録。これは前作「べらぼう 蔦重栄華乃夢噺」の初回12.6%を上回り、2023年「どうする家康」の15.4%以来の13%台スタートとなった。「大河ドラマの視聴率低下」が常態化していた近年の流れの中で、本作は「大河ブームの復活」を予感させる数字と報じられた。
13.5%という数字は、戦国モノとしての王道感、仲野太賀・池松壮亮の起用、「秀吉ではなく弟・秀長の視点」という新しい切り口が、全世代に訴求した結果と分析されている。
第2回→第3回の逆V字——過去11年で3作しかない現象
第1回13.5% → 第2回12.2%と下降した後、第3回で12.9%に反転。大河ドラマで初回以降に数字が上がる動きは、過去11年でたった3作しか例がない。
| 作品 | 放送年 | 第2→3回の動き |
|---|---|---|
| いだてん | 2019 | 上昇 |
| 鎌倉殿の13人 | 2022 | 上昇 |
| 光る君へ | 2024 | 上昇 |
| 豊臣兄弟! | 2026 | 上昇 |
この3作とも、後半で独自の固定視聴層を獲得して話題性を維持した作品。『豊臣兄弟!』も同じ軌道を描く可能性があり、序盤の数字だけでは評価できない「育つ大河」になる可能性が高い。
第9回10.4%——番組ワーストの理由
3月1日放送の第9回は、番組ワーストの10.4%を記録した。菅田将暉の竹中半兵衛が初登場した回で、話題性は高かったはずだが、数字には結びつかなかった。要因として考えられるのは、①放送前週に視聴者が離脱していた流れを断ち切れなかった、②3月初旬の球技・イベント裏番組との競合、③「戦国序盤」の展開が長引いてカタルシスに乏しかった、の3点。
ただし第9回以降、本作は明確に回復フェーズに入る。第10回以降は11〜12%台で安定し、第14回で12.2%まで戻した。
第14回12.2%——反転の兆し
4月12日放送の第14回「絶体絶命!」は、前回11.8%から0.4ポイント上昇して12.2%を記録。「金ヶ崎の退き口」という戦国ファンが待っていた題材と、秀吉の名言「いかに勝つかより、いかに負けるか」がSNSでバズった効果が重なり、久々の明確な上昇となった。
第15話「姉川大合戦」は織田軍の反撃回。視聴率でも一つの節目になる可能性が高い。詳細は 第15話「姉川大合戦」予告記事 も参照。
2020年以降の大河ドラマ視聴率比較
『豊臣兄弟!』の現在地を相対化するため、近年の大河ドラマの期間平均視聴率を並べる。
| 作品 | 放送年 | 初回 | 期間平均 |
|---|---|---|---|
| 麒麟がくる | 2020 | 19.1% | 14.4% |
| 青天を衝け | 2021 | 20.0% | 14.1% |
| 鎌倉殿の13人 | 2022 | 17.3% | 12.7% |
| どうする家康 | 2023 | 15.4% | 11.2% |
| 光る君へ | 2024 | 12.7% | 12.7% |
| べらぼう | 2025 | 12.6% | (現在放送中) |
| 豊臣兄弟! | 2026 | 13.5% | 現時点で11.8〜12.2%台 |
大河ドラマの視聴率は長期的に低下傾向にある。2020年の「麒麟がくる」期間平均14.4%から、2023年「どうする家康」11.2%まで毎年下がった。2024年「光る君へ」で12.7%まで持ち直したが、これは戦国モノから離れた平安期の挑戦作が奏功したケース。
『豊臣兄弟!』は初回13.5%という好発進と、第14回までの12%台後半という推移から、期間平均12.5〜13.0%を狙えるポジションにいる。これは2022年「鎌倉殿の13人」(12.7%)と近い数字で、「近年の大河としては成功」と評価される水準だ。
「豊臣兄弟!」の着地シナリオ——3つのルート
| ルート | 期間平均予想 | 条件 |
|---|---|---|
| 大化けルート | 13%以上 | 姉川・小谷城落城・本能寺と戦国ハイライトで視聴率爆発、秀長視点の独自性が社会現象化 |
| 中堅ルート(現実的) | 12.0〜12.5% | 12%台の安定推移、鎌倉殿の13人と同等の着地 |
| 低迷ルート | 11.5%以下 | 第9回のような10%台が再発、戦国ファンの離脱が続く |
現状は「中堅ルート」が最も確度が高く、「大化けルート」の可能性も残る。第15話の「姉川大合戦」、第20話前後の「小谷城落城(お市・三姉妹の運命)」、後半の「本能寺の変」——この3つの節目でどう数字を積めるかが、本作の最終評価を決める。
まとめ——第15話以降で確定する本作の位置
『豊臣兄弟!』は初回13.5%という好発進、第9回の10.4%ワーストを経て、第14回で12.2%まで戻した。2020年以降の大河としては中堅〜好調の部類で、「鎌倉殿の13人」と同等の着地が視野に入る。第15話「姉川大合戦」以降の数字の動きで、本作が「大河復権の年」になるか「中堅着地」で終わるかが確定する。
各話の詳細は 豊臣兄弟!ネタバレ全話(母艦)、第14話「金ヶ崎」は 第14話「絶体絶命!」、第15話予習は 第15話「姉川大合戦」、キャストは 相関図、口コミ評判は つまらない?口コミ評判 も併せてどうぞ。
※視聴率は全てビデオリサーチ調べ(関東地区・世帯・リアルタイム)。期間平均は最新話時点の累計。出典:MANTANWEB、ENCOUNT、bushoojapan、dorama9、kaniikura.com、ORICON NEWS等の公開情報に基づきます。未確定値は推定表記。
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