朝ドラ『風、薫る』の視聴率は、初回14.9%・第1週平均14.3%・第2週平均13.6%と、放送開始から下降線を描いた後、第10回で13.9%まで戻す動きを見せました。数字としては2024年後期『おむすび』(歴代最低期間平均13.1%)とほぼ同じ低空飛行のペースですが、第2週後半に底打ちの兆候があります。本ページでは各話・週平均の視聴率を毎週更新し、歴代朝ドラとの比較で『風、薫る』の現在地を整理します。
この記事は毎週金曜日の視聴率発表後に更新します。視聴率は全てビデオリサーチ調べ・関東地区・リアルタイム計測(特記のない限り)です。
『風、薫る』各話視聴率一覧(毎週更新)
第1話以降の世帯視聴率と個人視聴率を話別に整理します。個人視聴率は近年のテレビ業界で重視される指標で、広告価値に直結する数字です。
| 話数 | 放送日 | 世帯視聴率 | 個人視聴率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 3/30(月) | 14.9% | 8.3% | 初回(番組最高) |
| 第2回 | 3/31(火) | 14.2% | 7.9% | — |
| 第3回 | 4/1(水) | 14.0% | 7.8% | — |
| 第4回 | 4/2(木) | 14.0% | 8.0% | 父・信右衛門死去 |
| 第5回 | 4/3(金) | 14.3% | 8.1% | 第1週ラスト |
| 第6回 | 4/6(月) | 14.0% | 7.6% | 第2週スタート |
| 第7回 | 4/7(火) | 13.6% | 7.5% | — |
| 第8回 | 4/8(水) | 13.1% | 7.4% | 番組ワースト・「奥様やめます」 |
| 第9回 | 4/9(木) | 13.3% | 7.6% | — |
| 第10回 | 4/10(金) | 13.9% | 7.7% | 第2週ラスト・反転開始 |
| 第11回〜第15回(第3週) | 4/13〜4/17 | 集計待ち | 集計待ち | 東京編スタート |
週平均視聴率の推移
『風、薫る』の週平均視聴率は、第1週14.3%から第2週13.6%へと0.7ポイント下降しました。朝ドラは一般に「初回が最高、第2週以降は緩やかに定着」という動きをしますが、本作は第1週の時点で14%台スタートだったため、第2週の13%台突入で「低迷継続か」の懸念が出ています。
| 週 | サブタイトル | 放送日 | 世帯週平均 | 個人週平均 |
|---|---|---|---|---|
| 第1週 | 翼と刀 | 3/30〜4/3 | 14.3% | 8.0% |
| 第2週 | 灯の道 | 4/6〜4/10 | 13.6% | 7.6% |
| 第3週 | 春一番のきざし | 4/13〜4/17 | 集計待ち | 集計待ち |
注目すべきは個人視聴率の推移で、第1週8.0%→第2週7.6%と0.4ポイントの微減にとどまっている点。世帯視聴率の落ち込みに比べると、個人視聴率は「観ている人はきちんと観ている」状態を保っている。テレビ離れの中で固定視聴者を掴めているかは、世帯より個人の方が正確に映る指標です。
第10回「V字回復」(13.1%→13.9%)の意味
第2週は3日間連続の13%台で着地しましたが、第8回13.1%→第9回13.3%→第10回13.9%と3日連続で上昇し、番組全体のモメンタムが反転した格好になっています。第10回の13.9%は第1週相当の水準まで戻した数字で、脱落視聴者の一定部分が戻ってきた可能性を示しています。
反転の要因は主に3点。①第8回「奥様やめます」で物語の最低地点を通過したこと。②第10回でりんが東京へ向かう「動き」が始まり、閉塞感が解消したこと。③瑞穂屋(清水卯三郎)という新キャラクターの登場予告で次週への期待が生まれたこと。第3週の視聴率が13.9%以上で着地すれば、「低空飛行→緩やかな回復」のラインが確定する可能性が高くなります。
2020年以降の朝ドラ——初動比較
『風、薫る』の現在地を相対化するため、2020年以降の朝ドラの第1週〜第3週の週平均視聴率を並べます。
| 作品 | 放送期 | 第1週 | 第2週 | 第3週 | 期間平均 |
|---|---|---|---|---|---|
| エール | 2020前 | 20.3% | 22.2% | 22.6% | 20.2% |
| おかえりモネ | 2021前 | 16.7% | 17.7% | 17.2% | 16.3% |
| カムカムエヴリバディ | 2021後 | 17.6% | 17.7% | 18.4% | 17.1% |
| 舞いあがれ! | 2022後 | 16.6% | 16.3% | 15.7% | 15.6% |
| らんまん | 2023前 | 16.3% | 16.5% | 16.8% | 16.6% |
| ブギウギ | 2023後 | 16.2% | 15.8% | 16.6% | 16.0% |
| 虎に翼 | 2024前 | 16.5% | 16.1% | 16.3% | 16.8% |
| おむすび | 2024後 | 16.1% | 14.7% | 13.5% | 13.1%(歴代最低) |
| あんぱん | 2025前 | 16.4% | 16.0% | 15.8% | 15.9% |
| ばけばけ | 2025後 | 15.3% | 14.8% | 14.5% | 14.9% |
| 風、薫る | 2026前 | 14.3% | 13.6% | 集計待ち | — |
『風、薫る』の第1週14.3%は、2020年以降の朝ドラで最低の第1週数字です。直近で「低調」と言われた『おむすび』ですら第1週は16.1%を確保していました。ただし『おむすび』は初動から右肩下がりを続けたのに対し、『風、薫る』は第10回で反転の兆しが出ている点が大きな違いです。
『風、薫る』は「おむすびルート」か「ゲゲゲルート」か
視聴率の観点で『風、薫る』が取りうる道筋は、過去作を参照すると3つに整理できます。
| ルート | 参照作 | 期間平均予想 | 条件 |
|---|---|---|---|
| 大化けルート | ゲゲゲの女房 | 18%以上 | 口コミで新規流入、東京編が社会的話題化、原案の強化 |
| 緩やか回復ルート | 舞いあがれ! | 15〜16% | 第3週以降に安定した視聴層を確保、大きな離脱を止める |
| おむすびルート | おむすび | 13〜14% | 第10回の反転が一時的に終わり、再び下降 |
現時点の情報だけで言えば、最も可能性が高いのは「緩やか回復ルート」です。第10回の反転はおむすびには見られなかった動きで、視聴離脱が止まった可能性を示唆します。一方で「大化けルート」は、ゲゲゲが持っていた「鬼太郎の妻」という原案知名度が『風、薫る』にはなく、再現には相当高い壁があります。詳しい比較は 『風、薫る』ゲゲゲの女房以来16年ぶり14.9%スタート|「大化け」再現の可能性を視聴率で検証 で整理しました。
まとめ——第3週の数字が方向性を確定させる
『風、薫る』の第1〜2週は朝ドラ史上でも厳しい部類の出足でしたが、第10回の反転で「おむすびルート」の回避の可能性が出てきました。第3週(4/13〜17)の週平均が13.9%以上で着地すれば「緩やか回復」、13.5%以下に再度沈めば「おむすびルート」が現実味を帯びます。本ページは毎週金曜の視聴率発表後に数字を追記していきます。
各話のネタバレあらすじは母艦記事 朝ドラ『風、薫る』あらすじ全話ネタバレまとめ、視聴率13.1%を記録した第8回の詳細は 比較記事 と併せて、朝ドラ『風、薫る』つまらない?口コミ評判 も参考にどうぞ。
※視聴率は全てビデオリサーチ調べ(関東地区・世帯/個人)。期間平均は放送終了時点または最新までの累積平均。過去朝ドラの数字はMANTANWEB、ENCOUNT、dolly9、kaniikura.com、ORICON NEWS等の公開情報に基づきます。
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