朝ドラ「ばけばけ」、自分は年末までめちゃくちゃ楽しんでたんですよ。ところが年明けから「あれ?」ってなって。同じ感覚の人がどれくらいいるのか気になって、口コミを調べてみました。

ネタバレありの全話あらすじはこちらにまとめています。
「ばけばけ」の評判|サイトごとの評価比較
このドラマ、サイトによって評価が真逆なんですよ。まずは主要サイトの評価を一覧で見てください。
| サイト | スコア | レビュー数 | サイトの特徴 |
|---|---|---|---|
| Filmarks | 約4.0 / 5.0 | 296件(各話含め1,000件超) | ライト層中心。前半の印象で評価しがち |
| ちゃんねるレビュー | 2.44 / 5.0 | 559件 | ドラマ常連。最終評価が厳しい |
| テレビ王国 | (スコアなし) | 多数 | 年齢層高め。終盤は否定的な声が増加 |
| note | (スコアなし) | 長文考察複数 | 好意的な傾向。前半の高評価記事が多い |
| Yahoo!知恵袋 | (スコアなし) | 複数質問 | 賛否両論。率直な本音が多い |
同じドラマでFilmarksとちゃんねるレビューのスコアが1.5点以上違うの、ちょっと見たことないですよね。ちゃんねるレビューでは★5が113件ある一方で★1が280件。つまり好きな人は大好き、合わない人はとことん合わない。これがこのドラマの正体です。
Filmarksのスコアが高い理由は、ライト層が多く前半の印象で評価している人が多いから。一方、ちゃんねるレビューはドラマ常連が完走後にまとめて評価するサイトなので、後半の失速がモロに反映されています。
高評価の口コミ|「こんな朝ドラ、見たことない」
まずは好意的な声から。調べていて印象的だったのは、褒めている人の熱量がものすごく高いことです。
- 「65話 神回でした。このセリフのないラストシーンを観るためにここまで見てきたのかなと思えるほどの凄まじい満足感。『ごいっしょしても、ええですか』この一言で、少しずつ距離を縮めてきた2人の想いが結実する」(出典:Filmarks)
- 「あまちゃん、カムカムエブリバディが個人的に朝ドラのベスト2ですが本作入れてベスト3になりそうな勢い」(出典:Filmarks)
- 「余白が良い!!多くを語らない!!演技で魅せる!最近は説明が強く多いドラマや作品が多い中、朝の15分でここまで余白でみせるのか!」(出典:Filmarks)
- 「こんな朝ドラ、見た事がない。話が暗くても明るく感じ、時間の流れもゆったりと流れて、見ている方もゆったりとしてきます」(出典:Filmarks)
- 「なんて切なくて、なんてやるせなくて、なんて前向きにさせるドラマだろうか。没落士族の大河。すべての人への人生讃歌」(出典:Filmarks)
noteでは「怪談を軸としながらも、超一級のラブストーリーが繊細に繰り広げられている。トキとヘブンそれぞれの気持ちは、決して本人の口からは語られていない。しかし、画面の中には確かに”想い”が立ち上がっている」(出典:note)という長文考察もありました。
好評ポイントを整理すると、大きく5つに分かれます。
- 俳優陣の演技力(特に吉沢亮、髙石あかり、トミー・バストウ)
- 映像・照明の美しさ(明治時代の松江の再現)
- 怪談を通じた独特のラブストーリー
- セリフに頼らない余白のある演出
- 明治時代×外国人夫という朝ドラでは珍しい設定
低評価の口コミ|「脚本の薄さで歴代朝ドラダントツ一位」
一方の否定的な声。こちらも相当な熱量です。
- 「けっこう頑張って観てたけど、離脱。コントみたいなシーンが全く面白くなくてつらかったし、話の展開も遅過ぎて。何より、主役の二人を好きになれなかった」(出典:Filmarks)
- 「こんなに評価高い意味が全然わからない。高石あかりかわいいけど、へらへらした演技は私は受けつけなかった」(出典:Filmarks)
- 「『ばけばけ』はドラマの体を成していない。ふじきさんは好きにやっていいよと言われてこの脚本を書いたのでしょうか」(出典:ちゃんねるレビュー)
- 「ばけばけは脚本の薄さで歴代朝ドラダントツ一位と思う。NHK大阪による半年間という壮大な時間潰しに見えてきた」(出典:テレビ王国)
- 「このドラマ、遊女の描き方が本当に雑。ただのお囃子、当て馬役。べらぼうの蔦重とは大違い」(出典:テレビ王国)
不満の声で最も多かったのが「ギャグ・コントが寒い」という指摘でした。「beerに鎌とか独楽とか、そういう寒いギャグいらんねん!」(出典:SNS)、「全然笑えないギャグばかりで、中身がなさすぎ」(出典:SNS)など、笑いの質への批判が目立ちます。
不満の理由を整理すると、こうなります。
- ギャグ・コントが笑えない(最多)
- 展開が遅い・内容が薄い・尺稼ぎに見える
- 結婚後のヒロインの成長停止と松野家の依存体質
- 怪談や史実の面白い部分が描かれない
- ヘブンのカタコト日本語による字幕疲れ
口コミで見えた「年末までは名作」問題
口コミを時系列で追っていくと、はっきりした転換点があるんですよ。
年末まで(〜第65話あたり)は絶賛の嵐でした。ところが年明けから空気が変わります。
- 「年末までは本当に良かったのに、年明けからパワーダウンしてないか?」(出典:Filmarks)
- 「結婚してから、おときちゃんもその家族も勝手すぎて、ヘブン先生が可哀想」(出典:Filmarks)
- 「途中離脱で点数を付けるのは誠に気が引けますが、どう考えてももう面白くなる気がしないので、ごめんなさい。年末までは、楽しく見ていました」(出典:Filmarks)
離脱の原因をまとめると、主に2つです。
- 結婚後にヒロインの成長が止まったように見える
- 松野家がヘブンに依存しすぎている(「パラサイト家族」という表現も)
吉沢亮と「熊本編」|評価を二分した2つのキーワード
もう一つ口コミで面白かったのが、吉沢亮さんへの評価です。
「吉沢亮の演技力、存在感が半端ない。主役の2人をくってしまう。役に対するプロ意識も凄く、ホントにげっそり痩せて、結核患者となり、声までかすれてる」(出典:Filmarks)
吉沢亮さんへの不満は見つからなかったです。で、その吉沢亮さんが退場した後に「低空飛行になった」っていう声がある。つまり吉沢亮さんが作品を引っ張ってた部分がかなり大きかったんですよね。
そして熊本編。ここは不満が集中してました。
「好調だった朝ドラ『ばけばけ』が終盤になって大失速。舞台が熊本に移ってからの話の展開が劇的につまらない。演じる俳優たちも魅力的でない。インタビューによれば、演じているのは、脚本家の所属する劇団の俳優なのだとか。つまりは内輪」(出典:アメブロ)
熊本編で起きた問題を整理すると、こうなります。
- 視聴率が14%台に下落
- 「ばけばけ反省会」がXでトレンド入り
- 脚本家の劇団関係者がキャスティングされたことへの批判

俳優別の評価|吉沢亮は絶賛、岡部たかしは苦戦
口コミを俳優別に整理してみると、評価の温度差がかなりはっきり見えてきます。
| 俳優 | 役名 | 評価の傾向 | 代表的な声 |
|---|---|---|---|
| 吉沢亮 | 錦織友一 | 絶賛 | 「存在感が半端ない」「国宝級」 |
| 髙石あかり | 松野トキ | 賛否両論 | 好評「自然な演技」/不評「ヘラヘラしてる」 |
| トミー・バストウ | レフカダ・ヘブン | 概ね好評 | 「微笑ましい佇まい」「字幕が疲れる」 |
| 岡部たかし | 松野司之介 | 不評多め | 「出てくるとイライラが頂点に達する」 |
| 堤真一 | 雨清水傳 | 退場後に評価 | 「存在感のある俳優だった」 |
髙石あかりさんへの評価が最も分かれていたのが印象的でした。「表情ひとつひとつに気持ちがこもっていて引き込まれる」(出典:Filmarks)という声と、「演技がわるきゅーれのまんますぎる。きっと脚本演出のせいだと思うけど、ついていけない」(出典:Filmarks)という声が、同じサイト内で共存しています。
視聴率の推移|前半好調→後半失速の数字的な裏付け
口コミの「前半は名作、後半は失速」という声を裏付けるように、視聴率にもはっきりした変化がありました。
| 時期 | 週 | 視聴率(世帯) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2025年10月 | 第1〜4週 | 16%台 | 好調なスタート |
| 2025年11〜12月 | 第5〜13週 | 15〜17%台 | 安定期。第65話が「神回」と話題に |
| 2026年1月 | 第14〜17週 | 15%台前後 | 結婚後、やや下降傾向 |
| 2026年2〜3月 | 第18〜25週 | 14%台 | 熊本編で下落。「ばけばけ反省会」トレンド入り |
朝ドラで14%台は「低い」と言われる水準です。朝ドラは生活習慣として観る層がいるため、一般のドラマとは視聴率の基準が全く違います。15%を切ると「苦戦」と報道されるのが通例で、実際にYahoo!ニュースでも「視聴率下降」の記事が出ていました。
類似ドラマとの比較|「前半と後半で評価が割れた朝ドラ」は他にもある
「前半は良かったのに後半が……」という声、実は朝ドラでは珍しくないパターンです。
| 作品名 | Filmarks | ちゃんねるレビュー | 評価の特徴 |
|---|---|---|---|
| ばけばけ | 約4.0 | 2.44 | 前半絶賛→後半失速。スコア差1.5点以上 |
| おむすび | 約2.8 | 1.81 | 序盤から低評価。ちゃんねるレビューで歴代最低クラス |
| あんぱん | 4.0以上 | — | 安定して高評価。「ばけばけ」の前作 |
ばけばけの特殊なところは、Filmarksでは高評価なのにちゃんねるレビューでは低評価という、サイト間の乖離が際立っている点です。おむすびはどちらのサイトでも低評価でしたし、あんぱんはどちらでも高評価でした。ばけばけだけが「見るサイトによって印象が真逆」という珍しいケースになっています。
配信・見逃し情報
「ばけばけ」の配信先をまとめました。
| 配信サービス | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| NHKプラス | 放送後1週間の見逃し配信 | 無料(NHK受信契約者) |
| NHKオンデマンド | 全話配信 | 月額990円 |
| U-NEXT | NHKオンデマンド経由で全話配信 | U-NEXT月額内でNHKパック利用可 |
放送は2025年9月29日〜2026年3月27日(全125回予定)。NHK総合で月〜土の朝8時放送です。まだ最終週が残っているので、最終回を見届けてから全体の評価が確定する形になりますね。
よくある質問
Q. 「ばけばけ」は結局面白いの?つまらないの?
調べた限り、「前半は文句なしに面白い」がほぼ共通認識です。特に第65話の海岸シーンは「神回」と呼ぶ声が多数。問題は年明け以降で、結婚後の展開に不満を感じて離脱した人がかなりいます。Filmarksでは4.0点と高評価ですが、これは前半の貯金によるもの。ちゃんねるレビューの2.44点が後半の評価をより正確に反映しています。
Q. 途中から観ても楽しめる?
口コミを見る限り、このドラマは「前半の積み重ねがあってこその感動」が売りです。特に怪談を通じてトキとヘブンの距離が縮まっていく過程が最大の見どころなので、途中からだとその良さが伝わりにくいかもしれません。NHKプラスやU-NEXTで第1話から観ることをおすすめします。
Q. 脚本家のふじきみつ彦さんってどんな人?
劇団出身の脚本家です。コメディと人情を混ぜる作風が特徴で、その「コメディ部分」が好みの分かれ目になっています。口コミでは「劇団の内輪ノリが出すぎている」という批判がある一方、「このドラマは脚本もいいのでしょうが、演出もキャストもバッチリ」(出典:はてなブログ)と評価する声もあります。

結局「ばけばけ」はどう評価すべきなのか
口コミを全体で見て思うのは、これは「前半と後半で別のドラマ」だったということ。Filmarksの4.0点は前半の貯金、ちゃんねるレビューの2.44点は後半の失望。どちらも正しいんですよね。
前半の見どころを挙げるなら——
- 映像美と照明の素晴らしさ
- 怪談を通じた唯一無二のラブストーリー
- 吉沢亮さんの圧倒的な演技
- セリフに頼らない余白のある演出
ここだけ切り取れば名作と呼んでいいと思います。後半をどう受け止めるかで、全体の評価が変わるドラマでした。
全話ネタバレあらすじはこちらにまとめています。続編・スピンオフ情報はこちらで調べました。
■ この記事の調査情報
調査日:2026年3月18日(加筆:2026年3月19日)
参考サイト:Filmarks、ちゃんねるレビュー、テレビ王国、note、アメブロ、はてなブログ、Yahoo!知恵袋、X(旧Twitter)
確認した口コミ数:約200件
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