2026年度前期NHK朝ドラのタイトル『風、薫る』。このタイトルは俳句の季語「風薫る」に由来し、初夏の新緑を吹き抜ける爽やかな風を指す言葉です。放送は2026年3月30日にスタートし、最終回は9月25日(金)を予定する全26週130話。「タイトルの意味は?」「いつから放送?」「時代設定は?」——このページでは、『風、薫る』の全体像を一度に確認できるよう情報を整理しました。
タイトルの「、」(読点)は、朝ドラとしてはかなり珍しい記法。「風薫る」ではなく「風、薫る」とすることで、風が吹き抜けた直後のひと呼吸が視覚化されています。一度タイトルで立ち止まらせる設計です。
タイトル『風、薫る』の意味——俳句の季語「風薫る」が由来
「風薫る(かぜかおる)」は、夏の季語の一つ。漢語の「薫風(くんぷう)」を訓読みして和語化した表現で、初夏、青々と茂った若葉を吹き抜ける爽やかな風を指します。花の香りをまとった春の風から派生し、元禄時代以降、俳諧の世界で「夏の季語」として定着しました。
季語としては「三夏」(初夏・仲夏・晩夏の全体)に分類されますが、特に5月に用いられることが多い言葉です。「風薫る五月」という慣用表現は、新緑の爽快感と希望に満ちた季節を象徴するフレーズとして、手紙の時候の挨拶などでも広く使われてきました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読み方 | かぜ、かおる |
| 季節 | 夏の季語(三夏、特に5月) |
| 由来 | 漢語「薫風」の訓読み |
| 意味 | 初夏、青葉・若葉を吹き抜ける爽やかな風 |
| 代表的な俳句 | 芭蕉「風かほる羽織は襟もつくろはず」/蕪村「高紐にかくる兜や風薫る」 |
朝ドラのタイトルに「風、薫る」が選ばれた意味を読み解くと、ヒロイン・りん(見上愛)と直美(上坂樹里)の「向かい風のなかを生きてきた女性たちが、自ら風を巻き起こしていく」という物語の構造と重なります。ドラマのキャッチコピー「向かい風から薫る風へ」は、まさにこの季語の持つ転換のイメージを言葉にしたものです。
『風、薫る』の時代設定——明治18年(1885年)から始まる
ドラマの舞台は明治18年(1885年)の栃木県・那須の町からスタートします。この年は鹿鳴館が完成した翌年で、日本が西洋化を急速に進めていた時代。ドラマ冒頭ではコレラや赤痢が猛威をふるう時代背景が描かれます。
主人公のモデルとなる大関和は1858年(安政5年)生まれの実在人物で、黒羽藩の国家老・大関増虎の次女として栃木に生まれました。ドラマ開始時点のりんは、このモデルのある時期に重なる年齢に設定されています。物語は明治から大正初期までを見据えた構成になる見通しで、日本初のトレインド・ナース(正規訓練看護婦)が誕生し、看護が「賤業」から「専門職」へと位置づけを変えていく過程が描かれます。
舞台は那須の町にとどまらず、物語が進むにつれて広がっていきます。2026年5月1日の発表によると、第16週から第19週にかけての約4週間は「新潟編」となる見通しで、柳生藤次(中村倫也)や横沢公輔(井上祐貴)といった新潟にゆかりのある人物が登場します。りんが那須を離れ、新たな土地で看護の現場に向き合う中盤の大きな転機として位置づけられています。
『風、薫る』の放送期間——2026年3月30日〜9月25日(予定)
『風、薫る』は2026年3月30日(月)に放送開始。最終回は2026年9月25日(金)を予定しており、全26週・130話の構成です。朝ドラの標準的なスケジュールで、前期クール(4月〜9月)にあたります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送局 | NHK総合・BS・BSP4K |
| 放送時間 | 月〜金 8:00〜8:15(総合)、7:30〜7:45(BS)、12:45〜13:00(総合再放送) |
| 放送開始 | 2026年3月30日(月) |
| 最終回予定 | 2026年9月25日(金) |
| 全話数 | 全26週・130話 |
| 配信 | NHK ONE(放送後1週間程度無料)/NHKオンデマンド(月額990円) |
朝ドラは「15分×週5回×半年」という長さで放送されるため、見逃した時の復習手段が多く整備されている点も特徴です。2026年6月時点では第12週「旅立ち」(6月15日〜19日放送)まで放送が進み、全26週のうち折り返しを過ぎたところ。最終回の9月25日(金)まで、残りは約14週・70話前後となっています。
【2026年7月更新】その後放送はさらに進み、7月中旬時点では第15週「差し出せぬ手」(7月6日〜10日放送)まで到達しました。りん(見上愛)が患者への対応をきっかけに看護への自信を揺らがせる展開で、これが新潟編への転換点となります。そして2026年7月13日(月)からは第16週「新風吹くころ」がスタートし、いよいよ新潟編に突入。りんが看護の現場を離れて新潟の女学校の舎監となり、新聞記者・横沢公輔(井上祐貴)と出会う一方、東京では体調を崩した文(内田慈)を直美(上坂樹里)が看護するという、りんと直美が別々の土地で歩みはじめる大きな節目の週です。新潟編は第16週から第19週にかけての約4週間の見通し。ここまで話数の大きなずれはなく、最終回は予定どおり9月25日(金)を見込んでおり、残りは第15週終了時点でおよそ11週・55話前後です。
『風、薫る』はいつまで放送?——残り週数と週ごとの放送スケジュール一覧
「『風、薫る』はいつまで放送されるの?」という疑問に最初に答えると、最終回は2026年9月25日(金)の予定です。全26週・130話なので、3月30日のスタートから半年間にわたって放送されます。下の表で、各週のサブタイトルと放送日、放送済みかどうかを一覧で確認できます(サブタイトルは判明分を随時追記)。
| 週 | 放送期間 | サブタイトル | 状況 |
|---|---|---|---|
| 第1週 | 3/30〜4/3 | 翼と刀 | 放送済 |
| 第2週 | 4/6〜4/10 | 灯の道 | 放送済 |
| 第3週 | 4/13〜4/17 | 春一番のきざし | 放送済 |
| 第4週 | 4/20〜4/24 | 私たちのソサイエティ | 放送済 |
| 第5週 | 4/27〜5/1 | 集いし者たち | 放送済 |
| 第6週 | 5/4〜5/8 | 天泣の教室 | 放送済 |
| 第7週 | 5/11〜5/15 | 届かぬ声 | 放送済 |
| 第8週 | 5/18〜5/22 | 夕映え | 放送済 |
| 第9週 | 5/25〜5/29 | 看病婦とアメ | 放送済 |
| 第10週 | 6/1〜6/5 | 疾風に勁草を | 放送済 |
| 第11週 | 6/8〜6/12 | 凪にそよぐ | 放送済 |
| 第12週 | 6/15〜6/19 | 旅立ち | 放送済 |
| 第13週 | 6/22〜6/26 | 白日の夢 | 放送済 |
| 第14週 | 6/29〜7/3 | ウソと誠 | 放送済 |
| 第15週 | 7/6〜7/10 | 差し出せぬ手 | 放送済 |
| 第16週 | 7/13〜7/17 | 新風吹くころ(新潟編スタート) | 放送予定 |
| 第17週〜第19週 | 7/20〜8/7 | 新潟編(サブタイトルは判明分を随時追記) | 放送予定 |
| 第20週〜第25週 | 8/10〜9/18 | ※サブタイトル発表され次第追記 | 放送予定 |
| 第26週(最終週) | 9/21〜9/25 | ※発表待ち | 最終回 9/25(金) |
「全何週?」と聞かれたら答えはシンプルで、全26週・130話。朝ドラは1週=5話(月〜金)が基本なので、26週×5話=130話で計算が合います。最終週だけは放送カレンダーの都合で話数が前後することがありますが、現時点では9月25日(金)が最終回の予定です。
放送休止・延期があっても「いつまで」は変わる?——最終回への影響
「風、薫る はいつまで放送されるのか」を調べていると、途中の放送休止・延期のニュースが目に入り、「最終回が後ろにずれるのでは?」と不安になる方もいます。結論から言うと、これまでの休止はいずれも当日〜週内で振り替えられており、最終回9月25日(金)の予定には影響していません。
2026年の放送途中では、次のような一時的な放送時間の変更がありました。
- 地震報道による先送り:6月25日、岩手県沖を震源とする地震(最大震度6強)の報道対応のため、NHK総合の朝の放送が正午台(12:45〜の再放送枠)に先送りされました。話数そのものはその日のうちに放送されています。
- FIFAワールドカップ2026中継による休止:6月26日(第13週・第65話)は「日本対スウェーデン」戦の中継のため総合での本放送・再放送が休止。翌27日(土)の8:00〜8:45に第64話(再放送)・第65話・ダイジェストが3本連続で放送され、週内でリカバリーされました。
このように、朝ドラは地震・災害報道やスポーツ中継で一時的に時間帯が動くことはあっても、「その週のうちに帳尻を合わせる」運用が基本です。放送日が丸ごと消えて全体が後ろ倒しになるわけではないため、「いつまで?」の答えは引き続き2026年9月25日(金)と考えて問題ありません。もし今後、選挙特番や大型災害などで週をまたぐ順延が発生した場合は、最終回日が数日ずれる可能性もあるため、このページで随時追記します。
「見逃した回はどこまで追える?」という人は、放送後1週間ほどはNHK ONEで無料見逃し配信、それ以降はNHKオンデマンド(月額990円)で第1話からまとめて視聴できます。休止で放送が土曜にずれた回も、配信ならいつも通り順番に並ぶので安心です。
連続テレビ小説114作目——シリーズでの位置づけ
『風、薫る』はNHK「連続テレビ小説」シリーズの第114作にあたります。第113作『ばけばけ』(2025年後期)の次にあたり、前作が明治のクリエイターを描いた異色の一作だったのに対し、本作は明治の看護師を軸に「向かい風」から「薫る風」への転換を描く作品です。
| 作品 | 放送期 | 主演 |
|---|---|---|
| ばけばけ(前作) | 2025後期 | 髙石あかり |
| 風、薫る | 2026前期(本作) | 見上愛・上坂樹里 |
| ブラッサム(次作) | 2026後期 | 石橋静河 |
2008年『だんだん』(双子のW主演)以来17年ぶりに血縁関係のないWヒロインを採用した作品でもあり、2人の看護師バディが明治〜大正の医療現場を駆け抜ける構成は、朝ドラ史のなかでも独特のポジションになります。
『風、薫る』が9月25日(金)で最終回を迎えると、翌週からは2026年度後期・第115作『ブラッサム』へとバトンが渡ります。主演は石橋静河で、作家・宇野千代をモデルにしたオリジナル作品。山口・岩国を飛び出し、結婚・離婚・震災・戦争と波乱万丈の人生を送りながら小説を書き続ける女性を描く物語で、2026年秋スタート予定です。明治の看護師バディ『風、薫る』から、近現代の女性作家ものへ——朝ドラの舞台が大きく切り替わる流れになります。
まとめ——「風、薫る」は女性たちが起こす風の物語
『風、薫る』は、初夏の新緑を吹き抜ける爽やかな風を意味する季語をタイトルにした、明治18年から始まる看護師バディもの。放送期間は2026年3月30日から9月25日までの全26週130話。タイトルに込められた「向かい風から薫る風へ」のテーマは、りんと直美がそれぞれの逆境から自分の居場所を作り上げていく物語の構造そのものです。
各話のネタバレあらすじは 朝ドラ『風、薫る』あらすじ全話ネタバレまとめ、主人公のモデルとなった実在の看護師は モデルは大関和と鈴木雅|2人の実在看護師と史実との違い、視聴率の推移は 視聴率推移一覧、視聴者の口コミ動向は つまらない?口コミ評判 で随時更新中です。
※放送期間・最終回日・週ごとのサブタイトルは2026年7月時点の予定・判明分で、NHK公式発表に基づきます(第15週「差し出せぬ手」まで放送済み。第15週「差し出せぬ手」、第16週「新風吹くころ」(新潟編スタート/7月13日〜)を追記。第17〜19週の新潟編は2026年5月1日の発表に基づく見通し)。第17週以降のサブタイトルは発表され次第追記します。放送休止・延期情報は東スポWEB・NHK公式等の報道に基づきます。季語の意味は『俳句歳時記』『大辞林』等の記述を参照しました。
📚 『風、薫る』関連記事|他の切り口で深く楽しむ
『風、薫る』のことをもっと知りたい方は、以下の記事も併せてどうぞ。テーマ別に用意しています。
- 全話あらすじネタバレまとめ(母艦記事)——各週の展開と視聴率を1ページに集約
- キャスト相関図|40人以上の登場人物——明治の看護師バディを中心とする人物関係
- モデル・大関和の生涯(結婚・離婚・子孫・墓・女子学院まで)
- モデルは大関和と鈴木雅|史実との違い
- 視聴率推移一覧【毎週更新】
- ゲゲゲの女房以来16年ぶり14.9%スタート
- つまらない?口コミ評判
- 主題歌Mrs. GREEN APPLE「風と町」
- 佐野晶哉の役は島田健次郎
- 第1週「翼と刀」ネタバレ
- 第2週「灯の道」ネタバレ
- 第3週「春一番のきざし」ネタバレ
- 第8回『私、奥様やめます』独立記事

コメント