【2026年7月 追記・最新状況】『夫婦別姓刑事』は2026年6月23日放送の最終回をもって全11話を予定どおり完走しました。話数短縮などの「打ち切り」は行われていません。ただし放送終了後の7月に入り、主演2人をめぐる撮影現場のトラブルが報じられ、あらためて「打ち切り」で検索する人が増えています。本記事の下部に完走後の最新状況と騒動と再放送の経緯を追記しました。
『夫婦別姓刑事』の打ち切りについて、2026年5月時点で公式発表はありません。
佐藤二朗と橋本愛がW主演を務めるフジテレビ火9ドラマ『夫婦別姓刑事』は、第6話までの平均世帯視聴率が3.32%と低迷しています。2024年10月に復活した火9枠の過去6作品と比較しても最も低い数字であり、「打ち切りでは?」と検索する視聴者が増えています。
この記事では、ビデオリサーチ調べの視聴率データをもとに、同枠過去作6本と比較しながら「本当に打ち切りになるのか」を客観的に検証します。
※本記事の視聴率データはビデオリサーチ調べ(関東地区・世帯)です。

『夫婦別姓刑事』は打ち切り?結論と公式情報を整理
結論から述べると、『夫婦別姓刑事』の打ち切り(話数短縮・放送終了)は2026年5月26日時点で公式に発表されていません。フジテレビからの正式なアナウンスはなく、全10話の予定に変更があったという報道も確認できません。
「打ち切りでは」という声が広がっている背景には、第5話で世帯視聴率2.7%を記録するなど、復活した火9枠のなかで最も低い数字が続いていることがあります。ただし、視聴率が低い=打ち切りとは限りません。そもそも民放連続ドラマにおける「打ち切り」には以下の分類があります。
| 分類 | 定義 | 具体例 |
|---|---|---|
| 話数短縮 | 当初予定より話数を減らして完結 | 全11話→全9話など |
| 途中終了 | 制作途中で打ち切り(極めて稀) | 出演者不祥事などによるケース |
| 最終回繰り上げ | 特番等で最終回が前倒し | 編成変更による枠移動 |
| 予定通り完走 | 当初の話数通りに完結 | 大多数のドラマ |
途中終了は出演者の不祥事など極めて例外的なケースに限られ、視聴率の低迷だけで放送中のドラマが途中終了になった前例は近年ほぼありません。可能性として検討すべきは「話数短縮」であり、後述する火9過去作の事例と照らし合わせて分析します。
『夫婦別姓刑事』の視聴率推移を全話まとめ
『夫婦別姓刑事』は2026年4月14日の初回から第6話(5月19日放送)まで、世帯視聴率が2%台後半から3%台で推移しています。各話の視聴率は以下のとおりです。
| 話数 | 放送日 | 世帯視聴率 | 個人視聴率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 第1話 | 4月14日 | 3.9% | 2.1% | 初回 |
| 第2話 | 4月21日 | 3.4% | 2.0% | |
| 第3話 | 4月28日 | 3.7% | 2.1% | |
| 第4話 | 5月5日 | 2.8% | 1.7% | GW期間 |
| 第5話 | 5月12日 | 2.7% | 1.5% | 自己最低 |
| 第6話 | 5月19日 | 3.4% | 2.1% | |
| 平均 | – | 3.32% | 1.9% |
初回3.9%から第5話の2.7%まで下降したものの、第6話で3.4%にやや回復しています。GW期間にあたる第4話・第5話は在宅率そのものが下がる時期であり、この2話の数字だけで判断するのは早計といえます。
とはいえ、初回の3.9%は2024年秋に復活した火9枠の歴代初回のなかで最も低い数字です。次のH2で、同枠過去作との比較を詳しく見ていきます。
火9(フジ火曜21時)の過去作6本と比較して『夫婦別姓刑事』は本当にワーストなのか
フジテレビの火曜21時枠(火9)は、2024年10月クールに9年ぶりに復活しました。復活以降に放送された全作品の平均視聴率を並べると、『夫婦別姓刑事』がどの位置にいるかが明確になります。
復活後の火9ドラマ全6作の視聴率比較
2024年10月の枠復活から現在までに放送された6作品の平均世帯視聴率を比較しました。
| 作品名 | 放送時期 | 平均世帯 | 全話数 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| オクラ~迷宮入り事件捜査~ | 2024年10月 | 5.7% | 全11話 | 完走 |
| アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~ | 2025年1月 | 4.7% | 全10話 | 完走 |
| 人事の人見 | 2025年4月 | 5.0% | 全10話 | 完走 |
| スティンガース | 2025年7月 | 4.2% | 全10話 | 完走 |
| 新東京水上警察 | 2025年10月 | 4.9% | 全10話 | 完走 |
| 東京P.D. 警視庁広報2係 | 2026年1月 | 4.2% | 全11話 | 完走 |
| 夫婦別姓刑事 | 2026年4月 | 3.32% | 全10話予定 | 放送中 |
『夫婦別姓刑事』の平均世帯3.32%は、復活後の火9枠で最も低い数字です。これまでの最低は『スティンガース』と『東京P.D.』の4.2%であり、それを約1ポイント下回っています。
火9の「打ち切りライン」は存在するのか
ここで注目すべきは、復活後の火9枠で話数短縮(打ち切り)になった作品が1本もないという事実です。『スティンガース』は平均4.2%、『東京P.D.』も平均4.2%でしたが、いずれも予定通りの話数で完走しています。
2024年に9年ぶりに復活した火9枠は、フジテレビにとって「育てている途中の枠」という側面があります。枠全体の視聴率が4〜5%台で推移するなか、1作品の視聴率だけを理由に打ち切る可能性は低いと見られます。
さらに遡ると、2015年に火9枠が一度廃止される前の時期にも、平均5.1%だった『あすなろ三三七拍子』(2014年)が全10話で完走しています。近年のフジテレビは、低視聴率でも当初予定の話数どおりに完走させる傾向が強まっています。
ただし、『夫婦別姓刑事』の3.32%は復活後の火9枠で前例のない低水準です。今後、第7話以降でさらに数字が下がるようであれば、最終話の繰り上げなどの編成判断が入る可能性はゼロではありません。
『夫婦別姓刑事』の視聴率が低い3つの要因を分析
平均世帯3.32%という数字には、作品固有の事情と構造的な要因が絡み合っています。現時点で指摘されている要因を3つに整理します。
要因1:火9枠そのものの視聴率水準が低い
火9枠は2024年10月の復活以降、全6作品の平均世帯視聴率が約4.7%にとどまっています。日曜劇場(TBS)の8〜12%台や、テレ朝木9の6〜8%台と比べると、枠としての集客力に差があります。これはフジテレビが火曜21時の視聴者を再び定着させる過程にあり、『夫婦別姓刑事』だけの問題とはいえません。
要因2:タイトルと内容のギャップに対する戸惑い
「夫婦別姓」という社会的テーマを連想させるタイトルに対し、実際の内容は「同じ部署で結婚を隠している刑事夫婦のコメディミステリー」です。このギャップに戸惑う声がXなどで見られます。「夫婦別姓の制度論を期待して観たが違った」という声がある一方で、「コメディとして純粋に楽しんでいる」という視聴者もおり、評価は分かれています。
要因3:配信シフトの影響を受けやすい時間帯
火曜21時台は、帰宅後の視聴行動が「録画」「配信で後追い」に流れやすい時間帯です。実際、『東京P.D.』はリアルタイム視聴率が平均4.2%にとどまりながらも、FOD(フジテレビオンデマンド)でシーズン2が制作されるほど配信では支持を集めました。『夫婦別姓刑事』もFODとTVerで見逃し配信されており、リアルタイム視聴率だけでは視聴実態を測りきれない可能性があります。
それでも『夫婦別姓刑事』が完走する可能性を検証
低視聴率が続くなかでも、『夫婦別姓刑事』が全10話を予定通り完走する可能性は十分にあります。その根拠を3つ挙げます。
根拠1:火9復活後に打ち切り前例がない
前述のとおり、2024年10月の復活以降、火9枠で話数短縮された作品はゼロです。平均4.2%の『スティンガース』も『東京P.D.』も完走しており、枠としての「打ち切りライン」は現時点で存在しないといえます。
根拠2:企画・秋元康のネームバリューと制作体制
本作は秋元康が企画を手がけており、企画段階から局のバックアップが大きい作品です。脚本は矢島弘一が担当し、プロデューサー陣もフジテレビの主力が揃っています。局として「企画を通した責任」がある以上、視聴率だけを理由に途中で打ち切る判断は取りにくい構造です。
根拠3:Filmarks 3.1点は極端に低くない
ドラマレビューサイトFilmarksでの評価は3.1点(5点満点)です。決して高評価とはいえませんが、「配信で後追い視聴する層」が一定数いることを示しています。視聴率には反映されない支持層がいるかもしれません。
『夫婦別姓刑事』の放送・配信情報
現在の放送・配信状況は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送局 | フジテレビ系 毎週火曜21:00〜21:54 |
| 放送期間 | 2026年4月14日〜(全10話予定) |
| 見逃し配信 | TVer(放送後1週間無料) |
| 全話配信 | FOD(フジテレビオンデマンド) |
| Filmarks | 3.1点(577件) |
見逃した方はTVerで最新話の無料配信を視聴できます。全話をまとめて観たい場合はFODが対応しています。
『夫婦別姓刑事』は打ち切りにならず全11話で完走【2026年6月追記】
本記事の公開時点(2026年5月)では放送途中でしたが、その後『夫婦別姓刑事』は2026年6月23日の最終回まで放送され、全11話を予定どおり完走しました。フジテレビによる話数短縮や放送打ち切りは行われていません。結果として、上のH2で分析した「火9復活後に打ち切り前例がない」という見立てのとおり、本作も完走という形で着地しています。
最終回(第11話)の世帯視聴率は3.6%で、これが全話を通じての最高値となりました。第1話から最終回までの全話の推移は以下のとおりです(前半6話分は上のテーブルと重複しますが、完走後の全体像として再掲します)。
| 話数 | 放送日 | 世帯視聴率 | 個人視聴率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 第1話 | 4月14日 | 3.9% | 2.1% | 初回 |
| 第2話 | 4月21日 | 3.4% | 2.0% | |
| 第3話 | 4月28日 | 3.7% | 2.1% | |
| 第4話 | 5月5日 | 2.8% | 1.7% | GW期間 |
| 第5話 | 5月12日 | 2.7% | 1.5% | 自己最低 |
| 第6話 | 5月19日 | 3.4% | 2.1% | |
| 第7話 | 5月26日 | 3.4% | 2.0% | |
| 第8話 | 6月2日 | 2.9% | 1.7% | |
| 第9話 | 6月9日 | 3.3% | 2.0% | |
| 第11話(最終回) | 6月23日 | 3.6% | — | 全話最高 |
| 全話平均 | – | 約3.3% | — | 火9復活後で最低 |
全話平均の世帯視聴率は約3.3%で、2024年10月に復活したフジテレビ火9枠の作品としては歴代最低となりました。数字だけを見れば苦戦した1作ですが、それでも話数を減らされることなく完走した点は、前述した「近年のフジテレビは低視聴率でも当初予定どおり完走させる傾向がある」という分析と一致します。視聴率が低い=打ち切り、とはならなかった典型例といえます。
あらすじや犯人の真相など物語の結末が気になる方は、全話をまとめた解説記事も参照してください。

放送終了後に浮上した騒動と再放送|なぜ今も「打ち切り」で検索されるのか
『夫婦別姓刑事』は完走済みにもかかわらず、2026年7月に入って再び「打ち切り」という検索が増えました。背景には、最終回の放送後に報じられた撮影現場をめぐるトラブルがあります。ここでは報道内容を出典付きで整理し、事実と、まだ確定していない部分を切り分けます。
2026年7月1日、週刊文春が、本作で共演した佐藤二朗さんと橋本愛さんの間で撮影現場のハラスメントに関する問題があったと報じました(出典:文春オンライン)。橋本さん側が身体的接触に配慮を求めていた経緯などが報じられ、フジテレビが依頼した外部の弁護士による調査を経て、7月7日にフジテレビは声明を発表しています(出典:フジテレビ声明・各社報道)。一連の詳細については当事者間で見解が分かれている部分もあり、本記事では特定の個人を断じる立場は取りません。
この騒動を受けて、フジテレビは映画『踊る大捜査線 N.E.W.』のスピンオフドラマの制作対応を見直したと報じられています(出典:週刊女性PRIME・ライブドアニュース、2026年7月3日)。一方で、BSフジで予定されていた『夫婦別姓刑事』の再放送については「予定に変更はございません」として、7月3日に予定どおり実施されました。つまり、本編そのものの放送・配信が取りやめ(=打ち切り)になったわけではありません。
この時期に「夫婦別姓刑事 打ち切り」で検索する人の多くは、放送中の視聴率を心配していたというより、騒動を受けて配信や再放送が止まるのではないかを確認したい層と考えられます。現時点(2026年7月)で確認できる事実は次のとおりです。
- 本編は全11話を完走済みで、話数短縮などの打ち切りは行われていない
- BSフジでの再放送は予定どおり実施された(中止・打ち切りではない)
- TVer・FODでの見逃し配信の停止といった公式アナウンスは、本記事執筆時点で確認できない
- スピンオフなど関連企画については見直しが報じられているが、本作本編とは別の話である
ネット上では「フジの対応に問題がある」という声がある一方、「本編は本編として評価すべき」という声もあり、受け止めは分かれています。いずれにせよ、放送終了後の騒動は本作が話数を削られた・途中で終わったという意味での「打ち切り」とは別の問題です。今後、配信停止などの公式発表があれば追記します。
本作への賛否や視聴者の受け止めについては、両論を整理した検証記事もあわせてどうぞ。

出典・関連記事
本記事の視聴率データは、ビデオリサーチ調べ(関東地区)の数値をもとにしています。各話の放送日・視聴率はMANTANWEB、ドラマ視聴率速報サイト等の報道を参照しました。





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