勿忘草(わすれなぐさ)の花言葉は「私を忘れないで」。この花の名を冠したドラマが、2026年6月28日からNHK BSで始まる。主演は福本莉子。日曜22時というNHK BSの看板枠で、小説を原作としたヒューマンドラマが描かれる。
NHK BSのドラマは地上波ほど話題になりにくいが、その分丁寧な作りに定評がある。視聴率ではなく作品の質で勝負する枠だ。福本莉子がこの枠でどんな表情を見せるのか。静かだが確かな期待がある。
『勿忘草の咲く町で』作品情報
NHK BS日曜22時は、これまでにも文学性の高いドラマを多く輩出してきた枠だ。原作小説の世界観を映像で丁寧に再現する制作姿勢が、この枠の特徴といえる。
| 作品名 | 勿忘草の咲く町で |
|---|---|
| 放送局 | NHK BS |
| 放送時間 | 毎週日曜 22:00〜 |
| 放送開始 | 2026年6月28日 |
| 放送状況 | 第4話まで放送済み(次回7/26 第5話・全8話) |
| 主演 | 福本莉子 |
| ジャンル | ヒューマンドラマ |
| 原作 | あり(小説) |
福本莉子という選択――NHK BSが託した主演
福本莉子は2000年生まれ、大阪府出身。2017年の東宝シンデレラオーディションでグランプリを獲得し、デビュー。映画『君が落とした青空』(2022年)、映画『からかい上手の高木さん』(2024年)など若手女優として着実にキャリアを積み上げてきた。
これまでの出演作は恋愛映画やラブコメが中心だった。しかし本作はヒューマンドラマ。福本莉子にとってはこれまでとは異なるジャンルへの挑戦であり、NHK BSという制作環境がその転換を後押しする。民放のドラマとは明らかに異なるテンポ感の中で、福本莉子がどれだけ引き算の演技を見せられるかが鍵になる。
| キャスト | 主な出演作 |
|---|---|
| 福本莉子 | 『君が落とした青空』『からかい上手の高木さん』『真夏のシンデレラ』 |
追加キャストは2026年4月時点で未発表。NHK BSドラマは放送2〜3か月前に順次キャスト情報を解禁するパターンが多く、5月以降に続報が期待される。

原作小説と「勿忘草」が暗示するテーマ
タイトルに含まれる「勿忘草」は、ヨーロッパに古くから伝わる伝説の花だ。中世ドイツの伝説では、騎士が恋人のために川辺の花を摘もうとして流されてしまい、最後に「私を忘れないで(Vergiss mein nicht)」と叫んだとされる。花言葉は「真実の愛」「私を忘れないで」。
「忘れないでほしい」という願いを込めたタイトルから、記憶や別れ、人と人のつながりの儚さがテーマになることが推測できる。「○○の咲く町で」という地名を含む構造は、特定の土地に根ざした物語であることを示唆している。地方の町を舞台にした、静かだが心に残るドラマになる可能性が高い。
原作小説の詳細情報(著者・出版社・刊行年)は2026年4月時点で公式発表が確認できていない。情報が判明し次第、追記する。

NHK BS日曜22時枠の実力――過去の名作ドラマ
この枠はBSプレミアムドラマとして長い歴史を持つ。視聴率は地上波に及ばないが、文学原作の映像化や社会派ドラマで高い評価を得てきた。近年では『プリズム』(2022年)、『正直不動産』シリーズなどがこの枠から生まれている。
NHK BSドラマの特徴は3つある。1つ目はCMがないこと。物語への没入感が途切れない。2つ目は全話数が8〜10話程度とコンパクトであること。間延びしにくい。3つ目はNHKオンデマンドでの配信があること。放送を見逃しても追いかけ視聴が可能だ。
各話ネタバレあらすじ(放送開始後に追記)
2026年6月28日の第1話放送後から、毎話のネタバレあらすじをこのセクションに積み上げていく。原作小説との違いや、映像化ならではの演出についても触れていく予定だ。最新話を一番上に配置する形式で更新する。
| 話数 | 放送日時 | 視聴率(世帯/個人) | 更新状況 |
|---|---|---|---|
| 第1話 | 2026/6/28(日) 22:00〜22:45 | NHK BSのため非公表 | 未追記 |
| 第2話 | 2026/7/5(日) 22:00〜22:45 | NHK BSのため非公表 | 未追記 |
| 第3話 | 2026/7/12(日) 22:00〜22:45 | NHK BSのため非公表 | 未追記 |
| 第4話「死神と呼ばれた医師の真実」 | 2026/7/19(日) 22:00〜22:45 | NHK BSのため非公表 | 追記済 |
※NHK BSドラマの視聴率はビデオリサーチの集計対象外のため非公表です。次回:第5話(2026/7/26(日) 22:00放送)。
第4話(7/19放送)死神と呼ばれた医師の真実
- 2026年7月19日(日)22:00〜22:45/NHK BS(視聴率非公表)
- 92歳の救急患者・福富フミの治療方針をめぐり、谷崎と正太郎がついに真っ向から対立する回。
- 「死神と呼ばれる谷崎の裏側にこそ本当の優しさがあった」という受け止めが目立ちました。
『勿忘草の咲く町で』第4話は、これまで背景にいた循環器内科医・谷崎譲治(内藤剛志)が物語の中心に立つ回でした。延命治療に消極的で「死神」と陰口を叩かれてきた谷崎の診療方針が、研修医・桂正太郎(菅生新樹)の正義感と正面からぶつかります。
あらすじ
今回の梓川病院には、老舗の中華料理店で隠居生活を送る92歳の福富フミ(阪上和子)が救急搬送されます。この回のゲストを整理しておきます。
| 役名 | 俳優 | 相関図上の立ち位置 |
|---|---|---|
| 福富フミ | 阪上和子 | 92歳の救急患者。谷崎と正太郎が治療方針で対立するきっかけになる人物 |
▶ 常設キャストの関係はキャスト・相関図の記事で整理しています。
『勿忘草の咲く町で』第4話は、モニターの警告音が鳴り響く緊迫した救急対応の場面から動き出します。搬送されてきたフミに対し、谷崎は今回も延命に踏み込まない冷徹な診療方針を貫こうとします。積極的な治療を求める正太郎は、その方針に納得できません。
フミの治療をめぐる意見の食い違いは、ついに正太郎と谷崎の真っ向からの対立に発展します。谷崎から厳しい叱責を受けた正太郎ですが、その言葉のなかに、これまで「死神」と呼ばれてきた谷崎が抱える、隠された真実の存在を垣間見ることになります。
考察──谷崎が「死神」と呼ばれ続ける理由
第1話から谷崎は、高齢の重症患者に延命治療を行わない姿勢で「死神」と陰口を叩かれてきました。第4話でその方針が正太郎の反発を通して改めて前景化した流れから読み解くと、この回は谷崎という人物の内面に一歩踏み込むための布石だったのかもしれません。
叱責のなかに隠れた真実を正太郎が「垣間見る」という描き方からすると、谷崎の冷徹さは信念や過去の経験に裏打ちされたものとして、後の回で明かされていくのだろうか。原作が高齢者医療のリアルを描く連作短編である点を踏まえると、延命か看取りかという単純な善悪では割り切れない着地になりそうな気がします。
視聴者の受け止め
観た人の間では、谷崎を演じる内藤剛志の抑えた芝居に注目が集まりました。「死神と呼ばれる医師の裏側にある優しさが少しずつ見えてきた」という声や、延命と看取りをめぐる問いに自分の家族を重ねて考えさせられたという反応が目立ちます。正太郎の若さゆえの直情と、谷崎の経験に裏打ちされた沈黙、その対比が第4話の見どころだったという受け止めが多く見られました。

口コミ・視聴者の反応(放送開始後に追記)
放送前の段階では、福本莉子のNHK BS主演に対して「ついにNHKに来た」「恋愛もの以外の福本莉子が見られるのは嬉しい」という声がSNS上に見られる。タイトルの美しさに惹かれたという反応も多い。「勿忘草の咲く町で」という言葉の響き自体が、視聴への関心を引いている。
放送開始後にFilmarks・X上の評価・原作読者の反応を追記していく。
『勿忘草の咲く町で』配信情報
NHK BSドラマはNHKオンデマンドでの配信が基本だ。NHKプラスでの見逃し配信にも対応する可能性がある。
| サービス | 配信状況 |
|---|---|
| NHK BS | 毎週日曜 22:00〜(初回放送) |
| NHKオンデマンド | 配信予定(放送翌日以降) |
| NHKプラス | 見逃し配信対応の可能性あり |
| ABEMA | 見放題作品あり(14日間無料トライアル) |
見逃し配信は無料のTVerで。過去作品も含めてまとめて観たい方は、ABEMAプレミアムの14日間無料トライアルで視聴できます。
NHKオンデマンドは月額990円(税込)で、NHKの過去ドラマも含めて視聴できる。U-NEXTのNHKオンデマンドパック(月額990円)経由で視聴する方法もある。


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