『今夜、秘密のキッチンで』の続編・シーズン2に関する公式発表は、2026年5月末時点で出ていません。フジテレビ木曜劇場で放送中の本作は、世帯視聴率が3〜4%台で推移しています。数字だけを見ると厳しい印象ですが、原作漫画との同時展開という異例の座組や、TVerでの配信実績など、地上波視聴率だけでは測れない要素もあります。データを整理して続編の可能性を読み解きます。
各話のネタバレあらすじは下記の記事で毎話更新しています。

『今夜、秘密のキッチンで』続編の公式発表は未定——放送中の現状整理
本作は2026年4月9日にフジテレビ木曜劇場(木曜22時)で放送開始されました。全11話前後の見込みで、最終回は6月下旬になると推定されます。
制作はフジテレビと共同テレビジョンの共同体制。原作漫画とドラマを同時進行で展開するという、地上波連ドラとしては珍しい座組です。続編の判断は最終回の反響を見てからになる可能性が高く、現段階での公式コメントはありません。
視聴率データ——木曜劇場の続編ラインと比較
地上波の数字を見ると、本作は苦戦しています。各話の世帯視聴率をまとめました。
| 話数 | 放送日 | 世帯視聴率 |
|---|---|---|
| 第1話 | 4月9日 | 3.9% |
| 第2話 | 4月16日 | 3.3% |
| 第3話 | 4月23日 | 3.6% |
| 第4話 | 4月30日 | 3.5% |
| 第5話 | 5月7日 | 3.7% |
| 第6話 | 5月14日 | 4.0% |
| 第7話 | 5月21日 | 4.3% |
第2話で底を打ったあと、じわじわと数字が上がっています。第7話の4.3%はここまでの最高値です。右肩上がりの推移は、口コミで視聴者が増えている可能性を示しています。
フジテレビ木曜劇場で過去に続編が作られた作品の視聴率
木曜劇場は近年、続編が作られたケースが多くありません。月9と並ぶフジの看板枠ですが、1クール完結型が主流です。過去に続編があった主な作品は以下の通りです。
- 『大奥』シリーズ——複数シーズンが制作されたが、毎回キャストが入れ替わる形式
- 『ドクターX』(テレ朝・木曜21時枠の例であり、フジ木曜劇場ではない点に注意)
木曜劇場は基本的に「オリジナル単発企画→次クールは別作品」の流れで回っているため、同枠から続編が生まれるハードルは他枠より高めです。
「地上波視聴率」以外で見る——配信と漫画の二軸展開がもたらすもの
本作を地上波視聴率だけで判断すると見誤る可能性があります。理由は2つあります。
TVerの見逃し配信
フジテレビは近年、TVerの再生数を重視する傾向を強めています。木曜劇場の前クール作品も、地上波視聴率は3〜5%台でもTVer再生数で上位に入り、話題性を維持していました。本作もTVerでの配信が行われており、リアルタイム視聴率に表れない層を獲得している可能性があります。
原作漫画との同時連載
原作は黒沢明世によるもので、マガジンハウスの漫画配信サービス『SHURO』にて2026年3月20日から連載中です。ドラマと漫画で異なるストーリーが同時進行するという仕掛けは、続編を判断するうえで重要なポイントです。
漫画が連載中であれば、ドラマの続編を作る際の原作素材が常に供給される状態にあります。また、漫画読者がドラマの新規視聴者になる導線が残り続けます。
続編の可能性を分ける3つの要因
データから読み取れる判断要因を整理します。
プラス要因:右肩上がりの推移と原作の連載継続
視聴率が右肩上がりで推移している点は、制作サイドにとって希望材料です。最終回に向けてさらに数字が上がれば、「育った作品」としてシーズン2が検討される可能性はあります。原作漫画の連載が続いているため、ストーリーの拡張余地もあります。
マイナス要因:木曜劇場の枠特性と絶対値の低さ
前述の通り、木曜劇場は続編が生まれにくい枠です。世帯視聴率3〜4%台という絶対値は、どの枠であっても「大ヒット」とは言えません。スポンサーの判断にも影響します。
未知数:共同テレビジョンとマガジンハウスの意向
本作はフジテレビ単独ではなく、共同テレビジョンとマガジンハウスの三者による企画です。出版社側が漫画のプロモーション手段としてドラマ続編を推す可能性もあります。この点は外部からは判断できず、最終回後の動向を見る必要があります。
『今夜、秘密のキッチンで』続編予想——最終回の描き方が分水嶺
結論として、続編の可能性は「低くはないが高くもない」のが率直な評価です。
最終回であゆみとKeiの物語が完全に完結すれば、シーズン2の余地は小さくなります。逆に、新たな関係性の始まりや未解決の伏線を残す形で終われば、続編への布石と読めます。
漫画とドラマで別々のストーリーが走っている以上、「漫画の展開をドラマが追いかける」のではなく「ドラマ独自の続きを作れる」という強みがあります。この座組が続編に有利に働くかどうかは、最終回の反響次第です。
相関図・キャスト情報はこちらにまとめています。

原作漫画との違いはこちらの記事で解説しています。

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